畜産総合研究センター機能強化 畜舎建替や手法検討 (千葉県)

[2026/3/11 千葉版]
 千葉県は、県内3カ所に設置している畜産総合研究センターの機能強化に向け、調査に着手する。年度内にとりまとめる基本構想に基づき、効率的な畜舎の建て替えや整備手法の検討、概算工事費の算定などを進め、基本計画の策定につなげていきたい考えだ。

 県の2026年度予算案では、新規事業として畜産総合研究センターの機能強化に向けた調査事業に2400万円を計上。具体的な施設整備の方針などを含む基本計画の策定に向けて調査を実施する。

 同センターでは、家畜の改良や飼育技術の開発のために多くの牛や豚、ニワトリなどを飼育している。機能強化を進めていくためには飼育に留意するとともに、業務を続けながら、段階的な整備が必要となるという。

 基本計画の策定に向け、施設や土地の現況を調査し、各研究所の事務棟や畜舎のレイアウト、整備手法の検討、工事全体計画書の作成、概算工事費の算定などを進めていく。このほか、南房総市の嶺岡乳牛研究所が土砂災害警戒区域に指定されているため、同市内での移転に向けて候補地の地形も調査する。

 基本構想では研究分野や体制の効率化を図るとともに、気候変動などの課題に対応するため、優良な家畜の遺伝子を活用した試験研究の導入やデジタル技術に対応した施設整備などの方向性が示されている。

 県畜産総合研究センターは、生産コストの増加や温暖化への対応など、畜産農家が抱えるさまざまな課題に対して、技術面から支援する試験研究機関。八街市に本所、市原市と南房総市に乳牛研究所がそれぞれ設置されている。

 敷地面積は本所36万平方m、市原乳牛研究所121万平方m、嶺岡乳牛研究所30万平方m。本所は築56年が経過し、管理棟などの老朽化が著しいため、対応が求められている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.