長生病院の移転新築を検討 病院統合・再編も視野(千葉県長生広域組合)

[2026/3/13 千葉版]
 千葉県の長生郡市広域市町村圏組合は、老朽化が進む公立長生病院(茂原市)について、移転新築する方向で検討している。近隣の公立病院や民間病院との統合・再編も視野に入れながら、将来的な医療需要なども踏まえ、新病院の病床規模や機能などの検討を本格化する。

 当初の計画では、老朽化が著しいB棟について、敷地などを活用し、新たな病棟を建設する予定だった。最終処分場の建設や消防庁舎の建て替えと時期が重なり、組合の構成市町村で財政負担などを協議した結果、先送りすることが決まった。

 「公立長生病院アクションプラン評価委員会」からの最終報告を踏まえ、計画を見直す。病棟の建て替えについては、移転新築をベースとし、他の病院との統合・再編や経営形態の見直しと併せて検討する。病床の規模や機能については、統合前の状況や将来的な医療需要などを踏まえて検討していく方針だ。

 既存の病棟はA棟(RC造3階建て延べ1698平方m)、B棟(RC造5階建て延べ3768平方m)、C棟(RC造6階建て延べ7234平方m)の3棟で構成。このうち、B棟は新耐震基準を満たしておらず、築47年が経過し、施設全体の老朽化が著しいため、対応が求められている。

 長生病院は長生郡市唯一の公立病院。地域の中核病院として、周辺の医療機関と連携しながら救急医療・災害医療や一般診療のほか、予防医療や地域医療連携などの役割を担っている。

 病床数は180床。診療科は内科、外科、産婦人科、整形外科、小児科、皮膚科、放射線科、眼科、リハビリテーション科、消化器科、麻酔科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、脳神経内科の15科となっている。

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