夏までにマスプラ公告 新旅客ターミナル整備へ(NAA)
[2026/3/17 千葉版]
成田国際空港(NAA、成田市)は、「新しい成田空港」構想における新旅客ターミナルのマスタープラン策定業務について、夏までに公告する方向で調整している。多様なネットワークをもつ国際ゲートウェイハブ空港を目指し、新旅客ターミナルの基本的な施設レイアウトや配置を含むマスタープランの策定に着手する。
旅客ターミナルについては、2024年7月に策定した「新しい成田空港」構想の「とりまとめ2・0」において、既存ターミナルを再構築し、集約型のワンターミナルを目指す方針を示している。
ターミナルの形状は、「ロングピア型」をベースとしながらも、航空機のオペレーション機能や環境負荷低減、エプロン誘導経路の設定、滑走路のアサインルールなどの施策を考慮しながら、サテライト、ショートピア、ピア+サテライト型で最も合理的な形状を採用する。
新旅客ターミナルの整備は、既存旅客ターミナルの運用を継続しながら段階的に進め、30年代の前半にも新旅客ターミナルの計画施設の半分を整備する。
既存の第2ターミナル、第3ターミナルと約500mで接続し、一体的運用を開始。第1ターミナルは、使用を中止するが、解体せずに将来の有効利用も考え、この時点で、新ターミナルで新駅の運用開始を視野に入れている。
最終的に、「新しい成田空港」は、ワンターミナルに集約する計画だが、需要や外部環境などに応じる。第2、第3ターミナルの閉鎖で、新旅客ターミナルは延べ床面積95~115万平方mになる。
一方、新貨物地区については、最高水準の物流効率性を追求、空港隣接地との一体的運用や圏央道とのスムーズなアクセスが可能な施設として整備する。
マスタープラン策定業務の委託事業者を選定する企画競争型公募の手続きを進めており、プレゼンテーション審査を18日に実施、契約候補者を3月末に決定する予定だ。税込みの概算額は3億3000万円。
成田空港は、現在でもピーク時間帯では需要が処理能力を上回っており、空港全体の能力向上のためには、旅客ターミナル、貨物施設など空港施設の大幅な能力向上が必要不可欠となっている。
