県土整備評価審 国道296号船橋・前原西地区の渋滞対策を了承(千葉県)
[2026/3/19 千葉版]
千葉県の県土整備公共事業評価審議会(会長・轟朝幸日本大学理工学部教授)が18日に開かれ、国道296号・船橋市前原西地区の渋滞対策について、事前評価を実施した。24億円を投じ、道路拡幅や左折レーンの整備など改良工事を進めていくもので、新たに事業着手することが了承された。
事業名は「一般国道296号前原西工区」。新規事業となるため、経済的・社会的効果や環境に与える影響などを考慮し、事業着手の必要性や妥当性を総合的に評価した。
国際拠点港湾である千葉港の機能強化に伴う交通需要の増大に対応するとともに、千葉港と周辺の工業団地を結ぶルートの渋滞を緩和するため、道路の改良に乗り出す。
対象となるのは成田街道入口交差点から中野木交差点までの延長500m。幹線道路が集中する区間となり、特に国道296号から中野木交差点を左折する車線の交通容量が不足しており、慢性的な渋滞が発生。成田街道入口交差点でも国道296号を西から北へ左折する車両が多く、渋滞が発生している。
2車線の道路幅員を12mから16mに拡幅するほか、片側歩道部分を両側歩道に改良する。中野木交差点や成田街道入口交差点では、左折レーンを整備する計画だ。
事業期間は2026年度から35年度までの10年間。用地取得に6年、工事に4年をそれぞれ見込む。全体事業費は約24億円を概算している。
費用便益比(B/C)は2.9。総合的な評価として、慢性的な交通渋滞の緩和や安全性向上、物流の効果などが期待できるため、事業着手が妥当とした。今後、国庫補助事業の採択に向け、国と調整を進めていく。
委員からは渋滞箇所として知られているため、早期の事業完了を目指すことを求める意見が出された。県道路計画課は、用地取得が完了した箇所から工事を進めていく方向で検討している。
