本体工事に59億円 上大津小学校 一般競争を来月公告 児童クラブは校舎内へ整備(土浦市)

[2026/3/24 茨城版]
 土浦市は、2026年度から上大津小学校の本体工事に取り掛かる。施設は木造一部RC造延べ面積約7000平方mを計画。基本設計検討時点との変更点として、放課後児童クラブを校舎内に整備し、既存施設はすべて解体する。新年度予算には58億9412万8000円(25年度繰越、27-28年度債務負担行為含む)を設定。4月にも工事の一般競争入札を公告し、6月議会に契約案を上程する。28年4月の開校を目指す。

 上大津小の整備は地区内における児童数の減少を受けて、上大津東小と菅谷小を統合するもの。建設地は上大津東小と北側隣接地を活用し、校舎と体育館を一体的に整備。設計は楠山設計・須藤設計JVが担当した。

 当初は増築棟を転用して児童クラブにする計画だったが、費用負担の観点から校舎内部に配置。内訳は校舎(児童クラブ除く)が5306平方m、児童クラブが305平方m、屋内運動場が1260平方m、屋外棟が114平方m。

 校舎には普通教室16教室、特別支援教室5教室(普通教室2-3室分)のほか、特別教室として音楽室、図工室、理科室、家庭科室などを整備。加えて、職員室や保健室、本の広場、オープンスペース、学習スペースなどを設ける。

 ゾーニングは本の広場を中央に配置。地域開放を行う特別教室とつなげることで、地域住民の学びの中心とする。南側校舎が2階建てで、北側校舎と体育館が平屋。構造は中央部がRC造、その他の施設が木造。

 学習環境の観点では霞ヶ浦からの風に配慮し、校舎内を風が通り抜ける開口部を計画。空調は校舎が床輻射式、屋内運動場が滞留式。自然換気や自然採光、断熱化とあわせて最小限の冷暖房で快適な環境とする。

 また、地域の防災拠点として、太陽光発電と蓄電器を設ける。施設はZEBReadyを満たす基準。敷地北側にはマンホールトイレやかまどベンチ、防災井戸を置く。

 グラウンドは敷地南側に配置し、150mトラックや遊具を整備。駐車場は北西側と東側で合計114台を確保する。児童の登下校動線と駐車場動線を明確に分離し、安全性を担保。進入路と出入口の間にスペースを設けることにより、混雑時の道路渋滞緩和を図る。

 工事は4月にも一般競争入札を公告し、6月議会に契約案を上程。27年度までの2カ年で新施設の建設を進める。完成後に既存施設の解体とグラウンドの整備を実施し、29年1-2月ごろにすべての工事を終える。

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