事業者選定へプロポ 畜産品高付加化拠点 DBO方式を採用(境町)
[2025/5/16 茨城版]
境町は、(仮称)さかいの畜産業高付加価値化促進拠点施設整備事業の施設整備事業で、管理運営事業者の選定へ公募型プロポーザルを開始した。畜産品の高付加価値化を図る拠点の整備運営を行うもので、事業手法にはDBO方式を採用する。申請書類の提出は今月27日まで。事業費の提案上限額は4億4887万円(税込)としている。
この施設は、町の畜産品である食用牛や豚を特産品として開発・生産・出荷を行うもの。特産品としての高付加価値化を図り、町に人を呼び込むほか、町の畜産品を活用することで、農畜産業全体の所得向上を促し、地域経済の安定化や活性化につなげていく狙いもある。整備場所は、塚崎地内の敷地面積4262平方mを活用する。
事業手法にはDBO方式を採用。ハード面(施設のデザイン、機能性、拡張性)だけでなく、ソフト面(地域活性化に寄与する効果的で効率的な施設の維持管理・運営)もカバーするもので、施設の設計、建設工事、工事監理、運営・維持管理業務を行うことができる事業者を一括で公募する。
参加資格のうち、建設事業者は町に本社があり、町競争入札参加資格者名簿の工事(建築一式)に登録された、建築一式工事の総合評点が800点以上の特定建設業(建築工事業)の許可業者とする。設計事業者・工事監理事業者については建築士法の一級建築士事務所に登録され、町競争入札参加資格者名簿の建築関係建設コンサルタントの建築一般、工事監理に登録された者。管理運営事業者は過去に同種・類似の業務を実施した実績があり、施設の運営・維持管理業務に必要な資格(許可、登録、認定等)があることなどとする。
応募については、質問等があれば今月23日までに電子メールで提出する。参加申請書類の提出は27日まで。書類審査後、最終審査会(ヒアリング、プレゼンテーション)は6月2日に行い、同3日に審査結果を通知する。仮契約は同4日以降とする。審査に際しては審査基準に基づき事業計画案の内容を審査し、合計点数が最も高い者を事業者に選定する。
詳細については、地方創生課(電話0280-81-1309)まで。