交流施設で実施計画 百里飛行場周辺 プロポ手続きを開始(小美玉市)
[2025/5/17 茨城版]
小美玉市は8日、「新まちづくり構想実施計画策定支援業務」に係るプロポーザル手続きを開始した。百里飛行場と空のえき「そ・ら・ら」の連携・補完に向けて、イベントなど多目的に活用できる新交流拠点施設や自然を生かした広場などの整備に向けた実施計画を策定し、次年度以降に発注する実施設計業務や測量設計業務等の根拠資料とする。申請書の提出は今月28日までで、6月24日にプレゼンテーションを実施。同月中には審査結果を通知し、最優秀提案者と契約交渉を行う。
建設地は、百里飛行場と空のえき「そ・ら・ら」の間に位置する約4.7haを活用。北山池を含む約2.5haは環境保全エリアとして計画。隣接する台地部約2.2haにはスポーツやイベントに利用でき、空港や基地利用者などが交流できる拠点を整備する。概算事業費は23億8000万円を想定している。
今回の業務では、20年3月策定の新まちづくり構想や、24年3月策定の百里飛行場新交流拠点整備基本計画を踏まえ、より具体的なエリア・施設構成を定める。合わせて次年度以降に発注する設計条件等の整理を行い、施設に最適な施設配置、導入設備の検討及び資料の作成を行う。
導入施設については、新交流拠点施設と空のえき「そ・ら・ら」を対象に検討。新交流拠点施設には多目的空間(レセプションとスポーツ等が共有できる空間)や、百里飛行場・基地の歴史などに関する展示スペース整備が必須としている。建設規模は延べ1600平方m程度を基本とし、各施設や機能を検証した上での増減を可能とした。空のえき「そ・ら・ら」では、太陽の広場とイベント広場の屋根、遊具、バーベキュー施設整備などを必須としている。
このほか、外構の検討として施設配置・交通動線計画、駐車場整備計画、広場・緑地・屋外施設・屋外設備計画、基盤整備計画などの検討も行う。また、民間活力導入可能性調査として、事業スキームの検討や事業者サウンディングなども実施し、実施計画を策定していく。
プロポーザルへの参加資格は、市の「測量・建設コンサルタント業務等」または「物品購入・役務提供等」に登載されている者とする。提案限度額は6820万円(税込み)。履行期間は26年3月31日までとしている。
担当課は特定プロジェクト推進課(0299-48-1111、内線1452)まで。