事業費に5.1億円 内原駅周辺(2期) 基幹事業で南口広場など(水戸市)
[2025/5/21 茨城版]
水戸市は、都市構造再編集中支援事業で内原駅周辺地区(2期)事業を進める。計画期間は25-27年度の3カ年、対象区域は内原駅周辺の31.9haとし、総額5億1000万円(国費2億5500)を投じる。基幹事業の主なものでは、南口広場の整備などを盛り込んでいる。
現在の課題には、駅周辺における交通結節点の強化や歩行者の安全性の確保、駅利用者のさらなる利便性の向上などを挙げている。これらの課題を解消し、交通結節点としての機能強化や拠点開発の効果を一層高めることを目的に駅南口広場・駐輪場等の整備を進めている。22年11月には橋上駅舎と南北自由通路が供用を開始。23年度からは北側自由通路の整備に着手し、ことし4月に供用を開始した。
2期事業の目標には▽駅南側市街地からの駅利用者の利便性の高い交通結節点としての機能強化▽魅力と賑わいのある都市空間の形成──を掲げる。整備方針では、「駅周辺の交通結節点の強化」として、駅周辺における自動車・自転車の利用者や歩行者の安全性を確保する。また、利便性の向上へ駅周辺に自転車駐車場を整備するともに、駅南側の広場整備などを行う。
基幹事業には5億0500万円を充当。道路(南口広場整備広場、照明灯)や地域生活基盤施設(自転車駐車場)、高質空間形成施設(シェルター、歩行者支援施設、障害者誘導施設等整備、市道内原8-0050号線交通安全対策)などを整備する。
基幹事業のうち、25-26年度は南口広場整備広場と照明灯、自転車駐車場、シェルター設置などを進める。南口広場整備(面積3800平方m)には1億9200万円、照明灯整備(9基37灯)には1000万円を投じる。自転車駐車場には1億8000万円を充当。南口(900平方m)と北口東側(200平方m)、北口西側(400平方m)に整備を行う。シェルター(238平方m、42平方m)の設置事業費には1億0300万円を投じる。このほか、市道内原8-0050号線交通安全対策に1000万円(26年度)を充当する。
本年度の当初予算には、内原地区周辺地区整備事業費として2億4940万円を予算化した。南口広場に着工し、敷地内にバスやタクシー乗り場、自家用車駐車場などの整備を行う。24年度には中日本建設コンサルタント(愛知県名古屋市)により設計をまとめた。