計339事業を推進 公共工事箇所 真弓トンネルに13億円(県土木部)

[2025/5/30 茨城版]
 県土木部は、本年度の公共工事箇所表をまとめた。道路整備・街路事業や河川・海岸・ダム・砂防等事業、港湾事業、公園・市街地開発事業など計339件の事業を推進する。主な事業では(仮称)真弓バイパスの調査・工事費13億2500万円、中丸川の調節池整備・設計費10億1700万円、茨城港常陸那珂港区中央ふ頭用地整備(E岸)工事費18億円などを盛り込んだ。

 昨年度同時期からは24件の増加。全体の内訳は道路整備・街路事業128件(昨年度比14件減)、道路維持事業75件(同9件増)、河川・海岸・ダム・砂防等事業81件(同34件増)、港湾事業23件(同3件増)、公園・市街地開発事業8件(同5件減)、下水道事業13件(同1件増)、住宅事業11件(同6件減)。減災・防災、国土強靭化のための5か年加速化対策として配分された昨年度の補正予算と合わせて、計画的かつ早期の執行に努める。

 種別ごとに主な事業をみると、道路・街路事業では常陸太田市道0139号線(仮称)真弓トンネルの調査・工事費に13億2500万円を計上した。整備区間は同市幡町から真弓町。全体計画は延長5050m(幅員12/6.5m)としている。

 竜ケ崎阿見線では工事・用地費に9億8000万円を確保。整備区間は牛久市正直町から久野町で、全体計画は3100m(幅員23・5m/16.5m)。

 野田牛久線(都市軸道路利根川橋梁・仮称)には調査費3000万円を充てる。整備箇所は守谷市大柏、全体計画は1500m(幅員12m/6.5m)を見込む。

 道路維持事業では荒井行方線北浦大橋の橋梁修繕に10億円を設定。また、橋梁耐震補強として土浦境線長峰橋ほか4橋に9億2600万円、八代庄兵衛新田線竜ケ崎大橋(軸線)に8億6800万円をつけた。

 道の駅奥久慈だいごでは防災機能強化を進めるため、用地・工事費8億3000万円を充当。つくば真岡線の歩道設置には3億8000万円を予算化している。

 河川・海岸・ダム・砂防等事業では中丸川の調節池整備・設計に10億1700万円を措置。整備場所はひたちなか市で、全体計画は延長7600m。

 鹿島海岸では養浜工・調査費1億3000万円を計上し、ヘッドランド11基と養浜工58万立方mを行う。花貫ダムでは管理用設備を更新するため、3億9300万円を組んだ。

 港湾事業では茨城港常陸那珂港区の中央ふ頭用地整備(E岸)工事費18億円を設定した。また、鹿島港海岸では工事費8億5000万円で、延長7400mの津波・高潮対策に取り組む。

 公園・市街地開発事業では北浦川緑地の工事費3億2600万円を予算化。島名・福田坪地区の工事・調査費には10億1800万円、上河原崎・中西地区の工事・調査費には9億7000万円を配分している。

 下水道事業では鹿島臨海特定公共下水道の焼却炉・管渠改築に15億7900万円を確保した。霞ケ浦湖北流域下水道には10億1900万円、霞ケ浦常南流域下水道には10億1300万円を充て、水処理施設と管路施設の改築を実施する。

 住宅事業では桜川西アパートの建設工事費として4億6000万円を執行。長寿命化工事は小野崎アパート1億9400万円、ひたちなかアパート1億1800万円などを盛り込んだ。

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