7月にプロポ公告 ジェトロ跡地の活用(流山市)

[2025/6/13 千葉版]
流山市は、江戸川台駅東口駅前のジェトロ跡地について、7月に活用事業者の選定に向けた公募型プロポーザルの募集要項を公表する。定期借地権の設定により民間事業者に土地を貸し付け、公共機能を組み入れた複合施設を整備してもらう。6月補正予算案には、ジェトロ跡地における公共施設の賃貸借に限度額16億8404万円(税別)の債務負担行為を設定している。

市は、東武アーバンパークライン線の江戸川台駅東口周辺地区で、「駅前広場・ジェトロ跡地・商店街通り」の3つを核とした駅周辺の再整備に取り組んでいる。

ジェトロ跡地の活用については、昨年6月に策定した基本構想で、民間の創意工夫を活用した質の高い公共サービスを提供できる施設整備・管理運営を目指す方針を提示し、必要な機能については、行政サービス、日常的な居場所、多世代交流、地域活動・文化芸術活動の支援の4つを設定している。

集約する具体的な施設候補は、江戸川台駅前出張所や北部地域包括支援センター、江戸川台ファミリーサポートセンター、国際理解サポートセンター、ジョブサポート流山。

また、導入機能として、防災施設やライブラリーカフェ、子育て支援施設、学習スペース・ITルーム、多目的ホール、シェアキッチン、工作室・作業室、スタジオなどを想定している。

貸付面積は2042平方m、区域区分は市街化区域。建ぺい率60%、容積率は200%。

公共施設の規模は、上限として延べ740平方mを見込んでいるが、事業者の募集にあたっては、民間事業者のもつアイデアやノウハウを生かした提案を受け付け、民間が担うことができるものは民間にゆだねる。

公共施設の賃貸借期間は30年間、定期借地権の契約期間は運営期間30年に建設期間をあわせた期間を想定している。

なお、駅周辺の整備で、商店街通り(市道271号線)は26年度内の、駅前広場は28年度の供用開始を見込んでいる。

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