産業用地の適地調査 補正予算/集会施設でトイレ改修(宮城県 大郷町)
[2025/6/14 宮城版]
大郷町は6月補正予算で、産業用地の適地調査業務委託費に517万円、集落センターのトイレ改修工事費に1001万円を確保した。産業用地は町が企業誘致する際に提供できる場所がないため、工業用地の確保に向けて適地を探る。補正予算は6日の町議会6月定例会で可決・成立した。
町は新たな総合計画(2025~34年度)において、まちくづりの基本目標の一つに「働くことに喜びをもち活力のある豊かな町をつくります」と掲げており、そのための施策として「工業用地の確保に努める」こととしている。
現状は町に隣接して自動車産業等の製造拠点が整備され、町への波及効果が期待されているものの、主だった遊休町有地が山林であるため、土地利用が困難で十分な波及効果が確認できていない。
このため町の環境に合った企業誘致のあり方を検討する。本年度は産業用地の適地調査業務を委託し、インフラの整備状況も含めて数箇所をピックアップしてもらい、事業費なども勘案しながら工業用地の確保を検討する。
集落センターのトイレ改修は「ふれあいセンター21」のトイレを洋式化するほか、多目的トイレを設置する。トイレ内の段差解消なども行う。同センターはS造平屋647平方mの規模。