富士見公園を長寿命化 テニスコートや管理棟改修 (茂原市)

[2025/6/20]
 茂原市は、運動公園に位置付けている富士見公園の長寿命化に乗り出す。庭球場のテニスコートや管理棟などの改修に向けて、詳細設計に着手し、2026年度から3カ年で工事を進めていく方針だ。野球場についても改修に向けた検討を本格化する。

 同市の都市公園については、公園施設長寿命化計画に基づき、社会資本整備総合交付金を活用しながら、茂原公園、富士見公園、高久蓮池公園の3カ所を整備する計画。茂原公園で弁天湖周辺の改修工事が完了したため、今後は富士見公園の施設改修や高久蓮池公園の擁壁改修を優先的に進めていく。

 富士見公園については、庭球場のメインコート8面をクレーから砂入り人工芝に改修するほか、管理棟のトイレ洋式化や外壁の塗り替え、観覧席の改修などを想定。26年度からの3年間で工事を実施する予定だ。

 改修工事の期間中、関係団体から可能な限り利用したいとの意見が出されているため、詳細設計の中で、工程や施工方法を検討していく。

 野球場については、庭球場の整備工事に並行しながら詳細設計を進め、庭球場の整備完了後、野球場を含めた付帯施設の改修工事に着手する方向で検討している。

 茂原公園については、2019年度から改修に着手し、弁天湖の護岸や園路の整備が完了。残る展望施設や広場シェルターの補修、遊具の更新については、工事の平準化を図りながら、28年度の完成を目指す。

 富士見公園の面積は5万6653平方m。運動公園として位置付けられており、野球場やテニスコート、北側多目的広場、南側多目的広場、ゲートボール場、遊具広場などがある。庭球場はメインコート8面、サブコート3面で構成し、全てクレーコート。野球場の規模は両翼98m、センター114mで、主に軟式野球やソフトボールの練習・大会で使用されている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.