事業者選定へ検討会 高柳のクリーンセンター建替え(松戸市)

[2025/6/21]

松戸市は6月20日、新焼却施設詳細調査検討会の初会合を開いた。事業者の選定手続きを進めていくため、参考見積徴収や市場調査の実施内容、事業方式などについて有識者から意見を聴取する。検討会は全2回の予定。高柳の旧クリーンセンター跡地に、日量402t規模のエネルギー回収型廃棄物処理施設を建て替える。処理方式はストーカ式を採用し、2034年度の竣工を目指す。
検討会は、北野幸樹日本大学生産工学部建築工学科教授ら有識者5人で構成。詳細調査業務を委託しているパシフィックコンサルタンツ・千葉事務所(千葉市中央区)の担当者が同席した。
第1回の検討会では、ごみ処理施設の現状について事務局が報告し、検討会の目的や今後のスケジュールを公開で、新焼却施設整備事業の概要、参考見積聴取と市場調査の実施内容について非公開で審議した。
次回、第2回検討会では、市場調査の結果概要、事業費の設定方法、事業方式などについて非公開で意見を交わすことにしている。
検討会の開催後の事業者選定手続きに関しては、別途、事業者選定委員会を設置し、審議する。
新焼却施設の詳細調査業務では、事業スキームと事業者選定方式の検討、実施方針と要求水準書の作成、特定事業の選考に伴う資料作成などを担当する。履行期間は27年3月まで。
新焼却施設の建設候補地は、20年3月に稼働停止した高柳のクリーンセンター跡地約3万6000平方m。1日あたりの処理能力は402t(134t×3炉)、ごみ処理方式はストーカ式焼却方式(残さ処理)を採用する。
27~33年度に既存建物を解体し、あらたな焼却施設を建設、34年度の稼働を目指す。
PFI等導入可能性調査を含む環境アセスメント業務は、八千代エンジニヤリングが担当している。履行期限は27年3月まで。

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