市民の広場を改修 基本計画・基本設計策定へプロポ(常総市)
[2025/6/28 茨城版]
常総市は水海道地区の周囲全体を一体型に整備する市街地まちづくり事業を進めている。19日には、市民の広場(水海道宝町)の改修基本計画策定および基本設計業務に係る公募型プロポーザルの手続きを開始した。広場改修により周辺施設と一体的な活用を目指すもの。概算事業費は1億円から1億2000万円を想定し、26年度に改修工事を行い、27年度のリニューアルオープンを目指す。
市民の広場は、まちづくり事業の中心施設となる公民館・児童センターの複合施設(旧カスミ水海道店跡地)に隣接している。市民の広場を改修することにより、複合施設と一体的に多世代・多文化交流が図られ、多様な活動に利用できる空間形成を目指している。
業務対象地は約2800平方m。施設の内容としては、あそび場、ベンチ、芝生・植栽、マルシェなどのイベントスペース、給水設備、排水設備(現状の雨水排水設備の活用も検討)、マンホールトイレ、照明設備などの設置を求めている。北側にある駐車場は原則現状のまま使用する。
参加資格の要件は、過去10年間に元請けとして同種施設の設計業務の受託実績があり、日本国内に本社があることなど。質問の受付は7月3日まで、参加意思表明書は14日から23日まで、企画提案書は7月25日から31日までに提出する。書類審査後、プレゼンテーション・ヒアリングは8月7日に実施し、事業候補者の決定は8月12日を予定。契約の締結は8月中としている。
提案上限額は886万6000円(基本計画策定業務委託料372万9000円、基本設計業務委託料513万7000円、金額はいずれも税込み)。履行期間は26年3月25日までとする。
市では、市民の広場のほか、市民コミュニティホール、ポケットパーク、観水公園などの周辺施設も順次改修していく。市民交流の場、生涯学習の場、子育て支援の場を充実させた多世代が交流するまちなか再生のシンボルを目指すという。
詳細については、市長公室資産活用課(電話0297-23-2902)まで。