総合スポセン4施設を更新へ 弓道場など建替検討(千葉県)
[2025/7/5 千葉版]
千葉県は、県総合スポーツセンター(千葉市稲毛区)の老朽化が進む施設4カ所について、更新に向けた検討に乗り出す。サッカー・ラグビー場のクラブハウスと弓道場は建て替えと大規模改修を比較検討する方針。宿泊研修所と相撲場は解体する方向で検討していく。
県総合スポーツセンターは、用途地域が第二種中高層住居専用地域であるとともに一体の敷地であることから、建築手続きに時間がかかるため、効率的に施設の更新を進めていく必要がある。
築50年以上が経過し、老朽化が進む施設を対象として、諸条件を整理するとともに、整備方針を決定するため、検討業務を一般競争入札で委託する方針だ。
対象となるのは、サッカー・ラグビー場のクラブハウス(RC造平屋400平方m)、弓道場(RC・一部S造平屋918平方m)、宿泊研修所(RC造4階建て延べ3703平方m)、相撲場(RC造平屋144平方m)の4カ所。
同業務では、整備方針を検討し、整備手法ごとに工事工程の概略をとりまとめる。建て替えや大規模改修を比較検討するほか、概算事業費を算出する。履行期間は210日間となっている。
一般競争入札の参加資格として、物品等入札参加業者適格者名簿の委託でA等級に格付けされていることのほか、業務実績などを求めている。17日まで資格確認申請書、25日まで入札書を受け付け、28日に開札する予定だ。