合葬墓整備を公告 納骨室や駐車場など整備(鹿沼市)
[2025/7/9 栃木版]
鹿沼市は、見笹霊園(笹原田475-1)に合葬墓を整備する。遺骨が500体入るカロートを4基整備する計画で、2025年度に造成や舗装などの施設整備工事を行い、26年度中に受付を開始する予定。整備工事は、このほど事後審査型条件付き一般競争入札を公告。造園のAおよびB級を対象とし、14日正午まで参加申請書を受け付けて25日に開札する。
合葬墓は、複数の遺骨を合同で埋葬し、永代に渡って市が管理する墓地となる。市は少子高齢化の進行や単身世帯の増加で、「墓を引き継ぐ人がいない」「子供に墓の負担をかけたくない」などのニーズに対応するため、見笹霊園の正面入り口からすぐ西のエリアに新たに整備する。
合葬簿には、遺骨を500体納められるカロート(納骨室)を4基整備する。このほか植樹、四阿、モニュメント、献花台、園路や駐車場を整備する計画で、設計は景観プランニング(宇都宮市)が担当した。
整備工事はこのほど、一般競争入札を公告した。鹿沼市内に本店を有する特定建設業または一般建設業者で、造園のAおよびB級が対象。参加申請書は14日正午まで、入札書および工事費内訳書は15日から24日正午まで、いずれも電子入札で提出する。
工事の内容は植栽工16本、フットライト12基、マンホール型埋蔵施設4基、四阿1基、ブラインドパーゴラ1基、および張芝工1520平方mで、予定価格から消費税額を除いた入札書比較価格は7837万円に設定する。
なお、工期は26年3月25日までとしているが、市議会の承認を得て26年度に繰り越し、26年6月までを見込む。