心愛会がグループホーム 定員18人/面瀬地区に新築(宮城県 気仙沼市)
[2025/7/25 宮城版]
気仙沼市は、介護施設の整備事業者に心愛会(同市)を決定した。市によると同社は面瀬地区に定員18人の認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)を新築する計画だ。早ければ年内にも入札などを行って施工業者を決定し、着工する見通し。来年11月の開所を予定している。
同社は気仙沼市内で新規に立ち上げた株式会社。計画では面瀬地区にある2000平方mの土地を購入し、木造平屋延べ550平方mの施設を建設する。建物は2棟を真ん中でつなぐイメージ。1棟当たりが定員9人で2ユニットとなる。
建物内には居室(個室)を18部屋設けるほか、各棟にそれぞれ食堂兼リビング、風呂、トイレを配置する。職員スペースは1カ所になる見込み。施設の建設には補助金を活用するため、これから補助金の申請手続きを行う。
市は第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(2024~26年度)に基づき、グループホームなど5施設を設けるため、整備事業者を随時募集している。心愛会が決定したことから、グループホームは募集対象から外す。
引き続き随時募集するのは▽看護小規模多機能型居宅介護が1施設▽小規模多機能型居宅介護が1施設▽地域密着型特定施設入所者生活介護(介護付有料老人ホーム等)が1施設──で計3施設。
月末までに申し込みがあったものを毎月一括して選考する。1事業所の定員は、いずれの施設も29人以下。各サービス施設の複合的整備も可能。これらの施設整備に当たっては、設置圏域を指定せず、既存施設とのバランスを考慮する。
施設の開設に当たっては、整備費と開設準備経費にそれぞれ補助金が活用できる。
整備費の補助額は、小規模なケアハウス(特定施設入居者生活介護の指定を受けるもの)が整備床数当たり200万円から528万円まで。それ以外のグループホームなどは1施設当たり1500万円から3960万円まで。
開設準備経費の補助額は、小規模なケアハウスとグループホームが定員1人当たり98万9000円以内、小規模多機能型居宅介護事業所と看護小規模多機能型居宅介護事業所が宿泊定員1人当たり98万9000円以内となる。
応募方法は、事前相談した上で、申込書を市保健福祉部高齢介護課高齢企画係に提出する。申込書は市のホームページから入手できる。