千葉県木更津のアカデミアパーク7.5haに研修施設を建設( デロイトトーマツ)

申出書を手にする(左から)熊谷知事、木村CEO

申出書を手にする(左から)熊谷知事、木村CEO

[2025/7/31 千葉版]
 監査・コンサル大手のデロイトトーマツグループ(東京都千代田区)は、世界で活躍できる人材を育成する研修施設を、かずさアカデミアパークに建設する。千葉県木更津市の研究7区画7.5haを活用し、まず3000~4000平方m規模の施設を整備する計画。2027年ごろの着工を目指す。

 かずさアカデミアパーク進出希望申出書の受領式が30日、県庁で開かれた。同グループの木村研一CEOが、かずさアカデミアパーク研究所等立地推進協議会の会長を務める熊谷俊人知事に申出書を提出した。

 木村CEOは、立地を決めた理由として、自然豊かで空港から近い面などを挙げ、「皆さんと一緒に素晴らしい施設にしていきたい」と意気込みを語った。熊谷知事は、国内外から高度な人材が集まることで、地域の魅力が高まることに期待感を示した。

 名称は「デロイト・ユニバーシティ・アジアパシフィック・ノースイーストアジア」。同グループが加盟するグローバルネットワークであるデロイトが全世界で展開する企業内大学となる。

 敷地は、木更津市かずさ鎌足地区の研究7区画7万5895平方m。リーダーを育成するための研修プログラムを実施するほか、クライアントや地域との交流の場として活用するため、研修室や大ホールやレストラン、ジム、宿泊室を段階的に整備することを検討していく。

 第1期の施設として、研修室、会議室、飲食を伴うコミュニケーションエリアなどを想定。施設規模は3000~4000平方m程度とし、投資額は50~75億円規模を見込む。29年ごろの開校を予定している。

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