産業用地の整備支援 長生地域4市町を視察(熊谷知事)
[2025/8/5 千葉版]
千葉県の熊谷俊人知事は4日、地域の課題解決に向けた取り組みの一環として、長生地域4市町を視察した。地元首長との意見交換会も開かれ、熊谷知事は、圏央道の全線開通などを踏まえ、産業用地の整備に向け、事業の立ち上げやインフラ整備など、さまざまな面から支援していく考えを示した。
千葉県の熊谷俊人知事は4日、地域の課題解決に向けた取り組みの一環として、長生地域4市町を視察した。地元首長との意見交換会も開かれ、熊谷知事は、圏央道の全線開通などを踏まえ、産業用地の整備に向け、事業の立ち上げやインフラ整備など、さまざまな面から支援していく考えを示した。
熊谷知事は、長生地域の茂原、睦沢、長柄、長南4市町を視察。茂原市では、民間事業者によるアウトドア・ドッグリゾート計画が検討されている旧ひめはるの里跡地を訪れ、市原淳市長から市有地の利活用に向けた取り組み状況などの説明を受けた。
このほか、長柄町や長南町などにまたがる県立笠森鶴舞自然公園を視察。長南町では2023年2月に供用開始した役場新庁舎、睦沢町では県指定天然記念物である妙楽寺の森などを見て回った。
視察後には茂原市内で4市町の首長と意見交換会を開催。冒頭、熊谷知事は、圏央道の全線開通や成田空港の拡張事業などを見据え、「長生地域全体が発展できるように取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
意見交換会は非公開で行われた。茂原市は産業用地の整備や空き公共施設などへの支援を求めた。このほか、寺崎酪農団地や町有未活用土地の有効利用(睦沢町)、県道における通学路の安全対策(長柄町)、二級河川三途川の維持(長南町)などについて、課題や要望が出されたという。
熊谷知事は、現場を積極的に訪問し、県民のために最前線で取り組んでいる職員をはじめ、市町村・団体や専門家らとの対話を重ねながら、現場の実情を的確に捉えた施策を展開している。