まちづくり提案募集 松戸・常盤平団地エリア(UR)

[2025/8/13 千葉版]
都市再生機構(UR)は、常盤平団地(松戸市)周辺エリアについて、魅力向上のためのアイデアや提案を求めている。民間事業者との対話や実証を重ねながら、互いの強みを活かしたまちづくりを進め、団地と事業地区の価値向上を図る。民間事業者との対話により土地利用計画をまとめ、必要となる要件を定めた上で事業者を公募することにしている。

URは、民間事業者との連携を推進するための専用サイト「UR連携共創ポータル」に、新たに募集するテーマとして、「常盤平団地エリアの将来的なまちづくりの検討」を追加した。

対象施設は、UR団地と周辺の公共施設敷地。

提案項目として、教育や子育て、健康・医療などの「都市機能」、交通ネットワークや緑など「都市空間」、防災や地域連携、ブランディングなど「まちづくりマネジメント」、エネルギー、スマートサービスなど「ソフト面」を想定している。

URの費用負担は原則なし。募集期間は設けないが、予告なく募集を終了することがある。

想定では、民間事業者との1回目の対話で、まちづくりに関するアイデアを聴取。その後、提案を踏まえ策定した土地利用計画について、具体的な対象地と公募条件を固めるため2回目の対話を実施し、必要となる要件を定めた上で、事業者を公募する予定だ。

「UR連携共創ポータル」は、民間事業者と連携したいテーマや課題について発信するワンストップ窓口として昨年12月に開設した。

常盤平団地エリアは、1960年に日本住宅公団(現UR都市機構)が建設した常盤平団地(約35ha)を中心に住宅街が広がるエリアで、豊富な緑をはじめ、常盤平ならではの魅力的な景観が形成されている。

今年2月には松戸市が「常盤平地域のまちづくり方針」を策定したことを受け、松戸市とURが常盤平地域のまちづくりの連携と協力に関する覚書を締結した。

覚書では、連携事項として、公共公益施設やインフラなどの再編整備、まちづくりの機運醸成など主に3つを定めている。

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