近く再公告を予定 中央図書館改修 参加資格の緩和など検討(守谷市)
[2025/8/22 茨城版]
守谷市は中央図書館(大柏937-2)の大規模改修工事で、近く建築と電気設備、機械設備の3件分離で再公告する。6日に執行した一般競争入札は建築工事が参加者不在で不調。再公告にあたり、参加資格の緩和などを検討する。休館日をすでに設定しているため、予算の増額は行わない見通し。当初予算では2カ年継続費16億8280万円を設定している。
中央図書館の改修は利用者ニーズを反映したリニューアルを図るもの。施設は1994年の建築で、構造がRC造3階建て延べ面積3522平方m。既存施設の長寿命化のほか、延べ448平方mの増築に取り組む。
大規模改修では外部の屋上防水やシーリング、外壁塗装とタイルの改修などを実施。内部は床、壁、天井の内装改修のほか、書架と机、椅子の補修と新設を行う。
増築はS造3階建て延べ448平方mの規模とし、ピロティやマルチパーパスなどを確保する。また、RC造一部S造平屋39平方mの駐輪場も増設。外構では駐車スペースの拡張と舗装などの改修を予定している。
電気設備では受変電設備や情報通信機器、音響映像設備、電話通信設備、自動火災報知設備、防排煙自動閉鎖設備などを改修。照明のLED化や監視カメラ設備、街路灯、足元灯、駐輪場照明の新設なども実施する。
機械設備関連の対象は空調設備や給排水設備など。給水、消火、湧水用ポンプの更新も施す。設計は三上建築事務所(水戸市)が担当した。
前回公告時の予定価格は建築が7億7000万円、電気が3億円、機械が1億9700万円(いずれも税抜き)。建築の参加資格は茨城県内に本店がある単体。また、建築一式工事の総合評定値が1070点以上で年間平均完成工事高が5億円以上(市内業者は建築Sランク)の特定建設業許可業者としていた。
電気と機械の参加形態は2者JV。電気の代表者は茨城県内に本店があり、電気工事870点以上で年間平均完成工事高が5000万円以上。構成員は守谷市内に本店、電気工事Bランク以上。
機械の代表者は茨城県内に本店があり、管工事740点以上で年間平均完成工事高が5000万円以上。構成員は守谷市内に本店、管工事Bランク以上を求めていた。