豊和建設が落札 石巻で保育園増改築(なかよし会)
社会福祉法人なかよし会(芳賀信幸理事長)は21日、「なかよし保育園増改築工事」の一般競争入札を開札し、豊和建設(石巻市)が4億2100万円で落札した。予定価格は4億2200万円、最低制限価格は3億8400万円だった。
この工事は、石巻市中里3丁目10-7で既存の園舎を解体撤去し、跡地に新しい園舎を建築する。外構工事も行う。工期は2026年3月16日まで。
敷地面積は1377平方m。新園舎はS造2階建て延べ950平方m程度の規模。既存の園舎はS造一部2階建て延べ534平方mの規模。増改築の設計はタケヤマセッケイ(石巻市)がまとめた。
なかよし保育園では通常の保育事業と、一時預かり事業や子育て支援事業を行っている。既存の園舎が老朽化しているため、敷地内で建て替えることにした。新しい保育園は来年4月の開園を予定している。定員は現在の60人から75人に増やす。建て替え工事の期間中は、旧若草保育所の園舎を間借りする。
石巻市は6月補正予算で、なかよし保育園の建て替えと、大橋保育園(仮称)の新築に対する補助金として、計3億9106万円を計上した。大橋保育園はアイグラン(広島市)が同市大橋1丁目1-8に新設する。新築工事は東野建設工業(岩手県盛岡市)が請け負っている。工期は26年2月28日まで。