三和保育所を建て替え 病院誘致へ姉崎公園で調査(千葉県市原市)

[2025/8/27 千葉版]
 千葉県市原市(小出譲治市長)は26日、市議会定例会に提案する補正予算案など24議案の概要を発表した。一般会計の予算規模は7億1847万円。三和保育所の建て替えに向けた基本計画の策定に着手するほか、西部地区への病院誘致に伴い、建設予定地となっている姉崎公園内の施設を解体するため、調査を進めていく方針だ。会期は28日から10月2日まで。

 三和保育所の建て替えに向けた基本計画策定支援委託料422万円を予算化する。園舎(木造平屋約400平方m)は築50年以上が経過するため、隣接する市有地を活用し、既存施設と同規模で建て替える計画だ。

 西部地区に誘致する医療機関の建設予定地となる姉崎公園内の施設解体に向けた調査費1500万円を計上。パートナー事業者を公募した結果、医療法人社団寿光会(いすみ市、作田美緒子理事長)を候補者に選定。姉崎地区の姉崎公園敷地内に198床規模の新病院を建設する計画だ。

 道路維持関連では6580万円を増額する。不具合箇所の修繕など応急工事委託料4400万円を計上。法面修繕に向けた調査設計委託料として、市道6055号線(柿木台)に300万円、市道85号線(菅野)に720万円を配分している。

 消防庁舎関連では、姉崎消防署の移転に向けた用地取得支援業務を委託するため、27年度までに総額2479万円の継続費を設定。五井消防署の外壁など改修実施設計委託料967万円も予算化する。

 民間保育所などの整備で26年度までに総額3億3966万円の継続費を設定。27年度に待機児童が見込まれる五井地区で、認定こども園の整備を補助する。

 災害復旧関連では、24年7月の大雨により被災した村上地区幹線排水路の護岸復旧工事7800万円を追加。このほか、市庁舎の電気設備更新1503万円、保健福祉センターの設備更新・修繕1391万円などを盛り込んでいる。

 予算外議案では、工事請負契約締結議案2件を提案する。八幡椎津線の平田地区で実施する五井駅側擁壁築造工事を飛島・進和JV、臨海球場の人工芝改修工事を進和建設とそれぞれ本契約を締結する方針。契約額は順に17億3926万3680円、4億2900万円となっている。

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