新清掃工場周辺の整備運営事業者を募集(千葉市)

[2025/8/28 千葉版]
 千葉市は27日、北谷津の森・新清掃工場周辺整備事業について、民間事業者の募集を開始した。中核的な施設となるオートキャンプ場とマウンテンバイクフィールドについて、整備運営事業者をそれぞれプロポーザル方式で選定する。9月11日に現地見学会を開く。

 両施設とも、地域資源である現存の森を最大限活かすとともに、利用者が「北谷津の自然環境」を体験できるよう、初心者を含め、幅広い層が楽しめる整備計画の提案を求めている。

 オートキャンプ場の事業面積は約3ha。施設イメージとして、管理棟、炊事場、トイレ、テントサイト(100区画程度)を想定している。

 マウンテンバイクフィールドの事業面積は約1.5ha。施設イメージとして、管理棟、マウンテンバイクコース(トレイルコース、初心者練習用コース、パンプ)、アクティビティ施設などを挙げている。

 事業区域はいずれも民有地。環境整備の着手までに土地所有者と同市が賃貸借契約を締結し、協定事業者と市の間で転貸借契約を締結する予定だ。

 プロポでは、11月7日から14日まで企画提案書を受け付け、資格・企画提案審査などを経て、12月中旬までに選定する予定だ。

 その後の想定スケジュールは、26年2月に協定を締結した後、設計に着手し、4月から林地開発などの協議を進めていく。29年4月に転貸借契約を締結した後、整備工事に着工し、30年4月の供用開始を目指す。運営期間は15年間とする。

 若葉区北谷津町では、26年4月の稼働を目指し、新清掃工場の建設工事を進めている。その隣接地域で新清掃工場の余熱を利用するとともに、北谷津の豊かな自然を活かしながら、地域の活性化を図っていく。

 23年12月に策定した「北谷津の森・新清掃工場周辺整備基本計画」に基づき、施設整備を本格化する。新設する施設としては、オートキャンプサイトやマウンテンバイクフィールド、余熱利用施設・温水プール、わんぱくの森・プレーパーク、広場、管理棟、駐車場などを計画している。

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