黒羽BPで詳細設計 事業概要 親園佐久山BPを来春供用(県大田原土木)
[2025/8/29 栃木版]
県大田原土木事務所の事業概要によると、本年度は主要地方道大田原氏家線で親園佐久山バイパスの来春供用開始に向け残る工事を実施するとともに、北側延伸区間の詳細設計を進める。主要地方道西那須野那須線の黒磯那須バイパスは26年度の事業完了を目指して整備を推進し、国道461号の黒羽バイパスは道路詳細設計を実施している。都市計画道路野崎こ線橋通りは道路改良工事を進め、都市計画道路中田原美原線は擁壁工事をこのあと発注する。これら事業のほか、本年度は東北道黒磯板室ICの逆走防止対策にも取り組んでおり、このあともカラー舗装補修や逆走防止看板設置などを実施する。 =2面に事業予定箇所
主要地方道大田原氏家線の親園佐久山バイパスは、幅員狭小で線形が悪く、一部歩道も未整備なため、延長2200mのバイパスを整備している。本年度は舗装工事や防護柵設置工事などのほか、区間北側に一部残っていた箇所の道路改良工事を実施して、26年春の供用開始を目指す。
なお、この2期工区を開通させたあとは、市道ライスライン親園線の以北へバイパスを延伸する3期工区を計画している。このほど道路詳細設計を富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)とダイミック(ダイミック)に委託しており、本年度は秋ごろから測量設計を進めていく。
主要地方道西那須野那須線は、渋滞の解消や那須高原エリアの周遊性向上を目的に、黒磯那須バイパスの整備を進めている。本年度は、那珂川橋(仮称)の裏側の改良や那須町側の取り付け部分の改良、および調整池設置工事などを実施して、26年度の開通を目指す。
国道461号黒羽バイパスは、旧黒羽町市街地区間の屈曲・狭あい箇所を避けるため、大田原市南金丸地内付近から南側に分岐して那珂川を渡河し、前田地内付近で現道に戻るバイパスを計画する。現在は道路詳細設計を策定中で、まずは南金丸地内から主要地方道那須黒羽茂木線までを優先し、この区間の事業説明会を8月に実施した。
区間内の那珂川に架かる新橋は、那珂川と松葉川の合流点付近に架設する見通しで、事前に橋脚の位置などを検討するため三井共同建設コンサルタント(本社・東京都品川区)で橋梁予備設計を実施した。橋長は約230m、幅員構成は車道3.25m×2と路肩1.5m×2、歩道2.5mの合計12.0mで計画。なお地元からは、シンボリックな橋梁となるよう要望されており、現在は(仮称)新那珂橋景観検討委員会へ意見を求めている。
都市計画道路3・3・3野崎こ線橋通り外1路線は、東北本線をオーバーパスする延長1213mの街路事業を実施している。本年度は引き続き用地取得を進めながら、国道461号側から東北新幹線までの道路改良工事を実施中。なお東北本線の跨線橋については、JR東日本と協議を続けている。
また、その先線となる都市計画道路3・3・9産業通り等や都市計画道路3・3・2号黒磯那須北線上厚崎・北弥六工区については本年度、道路詳細設計を実施している。今後は年度内にも、事業説明会や都市計画の変更などを進め、早期事業化を目指す。
国道400号は重要物流道路として、国道4号西那須野道路との一体的な整備により交通ネットワークを強化するため拡幅整備を実施している。三島工区に続き、現在は西赤田工区で延長約2500mの4車線化に取り組んでおり、本年度も引き続き用地補償や道路改良工事を進める。
都市計画道路3・4・1号中田原美原線は、大田原市の中心部で延長630mにわたる現道拡幅と電線類地中化を実施しており、本年度は龍城公園と接する部分の擁壁工事を実施する。また一級河川鹿島川は、この道路事業とあわせて一級河川上流端から国道400号に架かる神明橋まで、延長1000mの河川整備と調節池整備を実施している。本年度は橋梁の架け替えを完了させ、仮設橋を撤去する。
主要地方道那須高原線では、行楽シーズンの交通渋滞解消に向けた対策を実施する。昨年度から、特に渋滞の激しい広谷地交差点付近で測量、道路詳細設計に着手した。現在は、那須町と相談しながら道路詳細設計を策定しており、年度内に設計をまとめたい考え。
本年度から新たに調査に着手するのは、砂防調査費で大田原市の西崖IAと那須町の蓑沢Bの2カ所。本年度は西崖IAで平面図化、蓑沢Bで公図公簿調査を実施する。
国道461号の那珂橋や主要地方道大田原芦野線の高野橋などでは、橋梁の長寿命化計画に基づき断面補修や塗装の塗り替えなどを計画的に実施する。また、県道稲沢高久線の高野橋や寄居豊原停車場線の黒川橋などでは橋梁補修設計を策定し、来年度以降の工事実施に備える。
このほか、4月26日に東北道上り線で発生した逆走車による事故に係る緊急対策として、黒磯板室IC上り線分岐部で右折誘導看板の設置、路面矢印の追加、仮設ガードレールの設置を実施している。さらに今後も引き続き、カラー舗装の補修や逆走防止看板の設置などを実施していく。