設計費に2.3億円 協和地区一体校 30年度の開校目指す(筑西市補正)

[2025/9/4 茨城版]
 筑西市は、第3回市議会定例会に、本年度の補正予算案を提案している。主なものを見ると、協和地区義務教育学校整備事業の基本・実施設計委託料として3カ年継続で2億3161万円を設定し、30年度の開校へ準備を進める。このほか、道路維持補修工事費に1億9000円、道路修繕工事費に4000万円、体育館施設改修工事費に1億4422万円などを盛り込んだ。

 協和地区義務教育学校整備事業は、協和中学校(門井1803-7)の敷地5万7077平方mを一部拡張し、古里小学校、新治小学校、小栗小学校、協和中学校を統合して施設一体型義務教育学校にする。基本構想・基本計画を見ると、新校舎がRC造3階建て、延べ面積4800平方m、新屋内運動場はS造平屋1000平方mの構造・規模を予定。内装材を木質化するほか、ユニバーサルデザインを導入する。

 今回の補正では、委託料として9474万円を予算化。内訳は本年度分の基本・実施設計委託料に6948万円、測量委託料に2476万円、土地鑑定評価調査委託料49万円としている。

 今後のスケジュールによると、25-26年度に測量と基本・実施設計、27-29年度で本工事を進め、30年度の開校目指す。3小学校の跡地利用については今後、庁内で検討するという。

 道路維持補修、修繕については、市内全域の舗装の痛みが激しい道路について、生活道路等の小規模維持補修・修繕工事を実施する。また、植栽管理・除草委託料として3956万円を組んでいる。

 体育館施設改修は、市内体育施設のキュービクル内変圧器などに低濃度PCBが含まれている可能性があることから設備の交換や含有検査を行う。対象はザ・ヒロサワ・シティ体育館と運動場、協和の杜体育館、下館トレーニングセンターとなる。PCB含有検査委託料は118万円。

 ほかにも、図書館施設改修事業の空調機器更新工事費として352万円を補正し、中央図書館敷地内に発見された陥没箇所付近の調査、空調設備の交換工事を実施する。調査委託料には154万円を計上した。

 なお、一般会計には9億9088万円を追加して、本年度の総額を505億7793万円としている。

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