産業用地・ネクストコア千葉生実17ha開発許可 大林道路と京成建設が施工(千葉市)
[2025/9/4 千葉版]
千葉市の新たな産業用地・ネクストコア千葉生実が開発許可を受けたことが分かった。エム・ケー(東京都日野市)と京成電鉄(市川市)が共同で、中央区生実町の17haに産業用地6区画を整備する計画。施工者は大林道路(東京都千代田区)と京成建設(船橋市)となっている。
千葉市は8月27日付けで開発許可した。開発区域は千葉市中央区生実町2704-3ほかの17.15ha。敷地の多くを森林が占め、北側で県道生実本納線、南側でJR外房線にそれぞれ隣接している。
産業用地として、工場や事務所6区画を整備していく。造成計画をみると、盛土20万9356m3、切土20万7980m3。不足分は購入土でまかなう方針だ。
土地利用計画をみると、幅員12mの道路を整備するほか、北側に2万5450m3規模の調整池を整備する計画。2027年度の造成完了を目指す。土地利用計画平面図は八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が担当した。
千葉市の9月補正予算案では、産業用地整備支援建設負担金について、26年度から27年度までに限度額5億5800万円の債務負担を設定している。建設資材価格や労務単価などの上昇に伴い、ネクストコア千葉生実の産業用地整備に必要な建設負担金を5800万円増額する方針だ。
千葉市は、22年9月に策定した産業用地整備方針に基づき、新たな産業用地を2032年度までに70ha供給することを目標に掲げている。市企業立地課は、ネクストコア千葉生実に続く、産業用地を継続的に供給できるよう、候補地の検討を進めている。