飯II工区で歩道整備 飯茂木線 本年度は詳細設計と測量(県真岡土木)

[2025/9/5 栃木版]

 県真岡土木事務所は県道飯茂木線の飯II工区で、幅員が狭あいで歩道が未整備となっている延長約620mを対象に、道路拡幅と歩道整備を実施する。本年度は6月に事業説明会を開催し、地元から了解を得られたことから、引き続き道路詳細設計業務と路線測量業務を発注した。計画によると、現況の約7mの幅員を11.5mへと拡幅し、両側に各1.5mの路肩と南側に2.5mの歩道を設置する。

 この路線は、茂木町南部で県道宇都宮笠間線から分岐する飯上交差点から、逆川地区を経由して国道123号茂木バイパスの道の駅もてぎ交差点に接続する、総延長約8.5kmの一般県道で、鬼怒川・八溝サイクルルート「おにはち」の一部にも指定されている。

 朝夕は通勤車両の往来が激しく、大型車両の通行も増えているが、沿道に立地する逆川小学校の付近では中央線のない区間もあるなど幅員が狭あいで路肩も狭く、歩道も未整備で危険な状況にあったことから、児童生徒の安全を確保するため、飯工区として逆川小学校付近の約300mについて拡幅と歩道設置を実施した。

 今回は引き続きこの飯工区の北側で、旧逆川中学校付近から町道とのT字路交差点までの延長約620m区間について事業化を検討。沿線には特別養護老人ホームききょうの里や逆川保育園も立地しており、拡幅して歩道や路肩を整備し、歩行者や自転車利用者の安全を確保する。

 現況は、中央線がある区間の幅員が車道2.75m×2と路肩が各0.9mのあわせて約7.3mとなっており、中央線がない区間は車道が4.85mと路肩が北側0.9mおよび南側0.4mの、あわせて6.16mとなっている。

 拡幅改良により、計画幅員は車道が6.0m(3.0m×2)と、自転車通行帯にもなる路肩が両側に各1.5m、および南側に歩道2.5mの、あわせて11.5mへと拡幅する。

 昨年度に実施した概略設計をもとに、6月に事業計画説明会を開催して地元からの了解を得たことから、本年度は路線測量と詳細設計を実施する。道路詳細設計はピーシーレールウェイコンサルタント(宇都宮市)、路線測量はテクノ綜合開発(真岡市)にそれぞれ委託して進めている。

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