複合施設に設計費 9月補正 グリーンビレッジを改修(八千代町)
[2025/9/6 茨城版]
八千代町は、第3回町議会定例会に、本年度の補正予算案を提案している。主な事業をみると、(仮称)保健子育て複合文化施設の基本構想・基本計画・基本設計策定委託料として4950万円を計上した。27年度の着工を目指し、26年度上半期までに基本設計をまとめる。このほか、グリーンビレッジ改修工事費4700万円や、幹線道路や町道の補修工事費などを盛り込んでいる。
保健子育て複合文化施設は、公共施設再編整備検討委員会の答申に基づき、町中央公民館(菅谷1027)と町保健センター(菅谷1033)を統合。合わせて、子育て世代のための子どもの遊び場などを設けた施設として新設する。整備場所は町B&G海洋センター(菅谷1029)解体後の敷地約4000平方mを活用。規模は延べ面積3500平方m以内を想定している。
委託料には繰越明許を設定。今後のスケジュールをみると、本年度中に基本構想・基本計画を策定したあと、基本設計を26年上半期までにまとめ、実施設計に移る。工事は27年度から着手し、28年度末の完成を見込んでいる。新施設完成後には、中央公民館と保健センターを解体する。
八千代グリーンビレッジ(松本592)は、温泉施設、キャンプ場、バーベキュー広場、コテージなどを備えた都市農村交流の拠点となる複合施設。工事では、ウナギなどの加工を手がける農産物加工施設の老朽化した設備の更新やトイレの改修を行う。改修に係る設計業務委託料には270万円を計上。設計の発注は10月、工事の発注は12月を見込み、年度内に完了させる。また、同施設入口懸垂幕設置工事費に121万円を組んだ。
道路維持修繕事業では、幹線道路補修工事費に2790万円、町道舗装補修工事費に2281万円、道路舗装補修(路面欠損部)作業料625万円、砂利道維持補修作業料350万円などを盛り込んだ。さらに、防災行政無線維持管理事業で全国瞬時警報システム専用受信設備更新工事費に680万円を計上している。
今回の一般会計補正予算には10億1089万円を追加し、本年度の総額を117億1343万円としている。