体育館改修に1億円 スケボーパークの排水対策を増額(下妻市補正)

[2025/9/12 茨城版]
 下妻市は、第3回市議会定例会に、本年度9月補正予算案(第4号)を提出した。一般会計には2億5452万円を追加し、総額を209億4530万円としている。主な事業では、総合体育館屋根改修工事費に1億円を計上したほか、ビアスパークしもつまろ過系統温度管理機器修繕工事費に213万円、Waiwaiドームしもつまスケートボードパーク地下水排出対策工事費に179万円を組んでいる。また、旧騰波ノ江幼稚園園舎解体工事費に1000万円の増額補正をしている。

 総合体育館(本城町3-36)は、SRC造2階建て延べ面積3310平方m。1階には主競技場(面積1376平方m)と柔道剣道場(同420平方m)、ステージ(同94平方m)、2階には卓球場(同300平方m)などを備えている。

 今回の屋根改修工事では、経年劣化で雨漏りが激しい屋根部分を改修する。詳細設計はマツオ・トータルプランニング(下妻市)で策定。工事発注については10月に一般競争入札を公告し、11月に執行を予定。工期は7カ月間。

 旧騰波ノ江幼稚園(高道祖)の園舎解体・駐車場整備事業は、園舎棟を解体して跡地を駐車場として整備するもの。解体する園舎の規模はS造平屋273平方m。当初予算には5000万円を組んでいたが、今回の増額補正で計6000万円となった。10月にも一般競争入札を公告、11月に執行する予定で、工期は5カ月間を見込む。解体後の駐車場は敷地面積約1000平方m(約40台駐車)で、隣接する小学校で利用する。実施設計は、広瀬設計(下妻市)で策定している。

 温泉施設「ビアスパークしもつま」(長塚乙70-3)は、内部に温泉浴室、宿泊施設、研修施設・セミナーハウス(面積214平方m)、多目的宿泊施設1階多目的研修室(同380平方m)、多目的宿泊施設2階和室(同220平方m)などがある。ろ過系統温度管理機器修繕工事は、施設の熱交換機や制御盤に不具合が生じたための更新工事になる。工事は10月ごろに発注する見込み。

 にぎわい広場「Waiwaiドームしもつま」(下妻丁91)は、中心市街地内の大規模遊休地を活用して開設したまちなか広場。屋根付多目的広場(面積1806平方m)や、地域交流センター(同111平方m)、エクストリーム広場(同700平方m)などを主要施設として配置する。スケートボードパークの地下水排出対策工事は、雨水調整池の機能を持つ同施設に地下水が入り込んでいるため、新たに排水桝を設置する。工事発注は12月ごろになる見通し。

 また、消防団支援システム構築業務委託料として96万円を配分している。

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