3事業に継続費 新産業創出拠点や食の拠点など(境町補正)

[2025/09/17 茨城版]
 境町は、第3回町議会定例会に本年度の一般会計補正予算案(第5号)を提出し、原案通り可決された。主な事業を見ると、(仮称)境町新産業創出拠点施設整備事業に3カ年継続費14億5782万円、(仮称)さかい食と和の拠点施設整備事業に2カ年継続費5億9994万円、(仮称)さかいグリーンスムージー開発拠点施設整備事業に2カ年継続費5億4924万円を組んだ。

 これら3事業については、施設の設計・建設・運営を事業者に一体的に委託するDBO方式の公募型プロポーザルを検討。発注時期については内部で調整している。いずれも、第2世代交付金が活用される。

 町新産業創出拠点施設は、塚崎地区において、地域に新たな雇用の創出や若年層、移住者の定着を促進するために、次世代産業の集積を図るドローン製造工場、蓄電池組み立て・メンテナンス工場を整備する。本年度分には、実施設計業務委託料に2200万円、施設整備工事費に9900万円を予算化した。

 食と和の拠点施設は、上小橋地区に整備を計画。地域の農産物を活かし、大手和食ブランド企業と連携した高級総菜などの冷凍食品開発製造機能を持つ施設とする。本年度は、実施設計業務委託料に1100万円を計上した。

 グリーンスムージー開発拠点施設は、下小橋地区で、町で生産された新鮮な野菜や酪農製品を活用し、冷凍スムージーなどの製造・販売を行う専用加工拠点を整備する。本年度分には実施設計業務委託料に2475万円を組んだ。

 ほかにも、小学校施設維持管理事業の防犯カメラ設置工事費に397万円、消防設備改修工事費に1057万円、中学校施設維持管理事業の防犯カメラ設置工事費に193万円、消防設備改修工事費に394万円を確保した。対象は、市内の小・中学校全校で小学校5校、中学校2校となる。防犯カメラは体育館やグラウンドなど、不足していた箇所に増設するもの。消防設備は年2回点検を行っているが、不具合が生じた設備を改修する。

 また、土木費では、道路維持管理事業工事費に2300万円、道路適正管理推進事業修繕工事費などに1200万円、国土強靭化道路整備事業改良舗装工事費に600万円をそれぞれ盛り込んだ。

 なお、一般会計には48億0105万円が追加され、本年度の総額を214億5222万円としている。

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