校舎解体を来月公告 大河原の旧柴田農林高校(宮城県)

[2025/9/20 宮城版]
 県は本年度、旧柴田農林高校の校舎等解体工事を一般競争入札で発注する。入札公告は当初7月を予定していたが、10月にずらした。当初予算では校舎の解体工事・監理費に1億2280万円を計上するとともに、校舎等の解体工事費として25~27年度で限度額4億9100万円の債務負担を設定した。

 発注予定では、解体の概算工事費が6億円、工期が約13カ月となっている。既存校舎はRC造3階建て延べ3736㎡の規模で、所在地が大河原町上川原7‐2。解体設計はバウ建築設計室(仙台市太白区)に委託した。設計対象は校舎やS造平屋332㎡の研究室、実習施設、倉庫など14棟となっていた。

 解体跡地にはグラウンドやテニスコート、温室の整備などを想定している。これらの整備工事は別途発注する見込み。

 柴田農林高校は大河原商業高校と再編統合し、大河原産業高校となった。以前の2校は3月末で閉校した。大河原産業高校の校舎建設に当たっては旧柴田農林高校の敷地を活用。旧柴田農林高校の体育館については当面、大河原産業高校の体育館として使用していく。

校舎の解体設計委託へ 旧大河原商業高校

 旧大河原商業高校は、RC造4階建て延べ4817㎡の校舎や、体育館を解体撤去する。所在地は大河原町大谷字西原前154‐6。本年度は解体設計業務を一般競争入札で委託する。月内の入札公告を予定。概算業務規模は4000万円。履行期間は約5カ月となっている。

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