下半期に工事108件 排水機場上屋は1月公告(宮城県の発注予定)
[2025/10/2 宮城版]
県は1日付で下半期の発注予定をホームページに公表した。予定価格が400万円以上の工事は第3四半期に96件、第4に12件の計108件を発注する見通し。主な工事は月内に高等技術専門校の本館.3号館新築工事や、4号館新築等工事(ともに仮称)、来年1月に渋井川排水機場の上屋新築工事について、一般競争入札を公告する予定だ。
工事件数を部局ごとに見ると、土木部が65件、農政部が11件、総務部が1件、企画部が3件、保健福祉部が1件、経済商工観光部が3件、水産林政部が2件、企業局が3件、教育庁が10件、警察本部が9件。
本庁と地方に分けて見ると、本庁が56件、地方が52件となっている。
土木部のうち、営繕課の高等技術専門校の工事は、本館.3号館新築が工期に約22カ月、概算工事費に27億円、4号館新築等が工期に約24カ月、概算工事費に19億円を見込んでいる。2件とも工事場所は仙台市宮城野区田子1丁目4-1。
関連する本館.3号館新築の機械工事と電気工事は、発注担当が設備課で、12月に一般競争入札を公告する予定。概算工事費は機械が3億4000万円、電気が2億8300万円。工期は2件とも約16カ月。
渋井川排水機場の上屋新築は、営繕課の担当で、施工場所が大崎市古川西荒井地区、概算工事費が2億8500万円、工期に約7カ月を設定している。上屋の規模はRC造2階建て延べ772平方m。
土木部の本庁分はこのほか、月内に雲雀野地区の廃棄物埋立護岸工事、12月に本砂金沢1の砂防堰堤工事、来年2月に松川流路工(曲竹サイフォン付替)工事について、一般競争入札を公告する。概算工事費は、護岸工が4億8000万円、堰堤工が4億5000万円、流路工が5億円。
土木事務所関係は、大河原土木が松川流路工(松川横断サイフォン付替)工事など6件、仙台土木が西川築堤工事など5件、北部土木が遠田橋他橋梁補修工事など7件、北部土木栗原が一迫西沢道路の改良工事など4件、東部土木が皿貝川樋門工事など5件、東部土木登米が長沼川補修工事の1件、気仙沼土木が馬籠川樋門工事など5件を発注する。
土木部の地方機関はこのほか、仙台塩釜港湾事務所が12月に雷神野積場舗装補修工事(その2)、石巻港湾事務所が月内に南浜大型桟橋補修工事の一般競争入札を公告する。
農政部は、北部地方振興事務所栗原地域事務所が月内に横須賀排水機場の機械設備補修工事、東部地方振興事務所登米地域事務所が月内に渋川排水樋管ゲート設備補修工事、王城地原補償工事事務所が12月に手倉溜池(その2)工事について、一般競争入札を公告する。
これ以外では、観光戦略課の蔵王登山道付帯施設整備工事が12月、管財課の県庁舎ほか4件内部自動扉改修工事が月内、東部下水道事務所の迫川右岸幹線管渠改築工事が11月、教育庁施設整備課の塩釜高校西キャンパス合同講義室等エアコン新設工事や、仙台南高校特別教室エアコン新設工事が月内に一般競争入札の公告予定となっている。
栗駒レストハウスのあり方検討 業務は72件委託へ
建設関連業務は第3四半期に56件、第4に16件の72件を委託する見通し。主な業務は、栗駒レストハウスの在り方検討業務などを委託する。
部局別の内訳は、土木部が54件、農政部が7件、水産林政部が3件、環境生活部が1件、経済商工観光部が1件、企業局が5件、教育庁が1件。
本庁と地方別では、本庁が26件、地方が46件となっている。
土木部の本庁関係は、月内に道路課の盛土法面詳細調査・設計業務や、営繕課の気仙沼田中前寮解体設計業務、塩釜県税事務所本庁舎屋上防水等工事設計業務、来年2月に営繕課の蔵王除雪基地(倉石岳)新築地質調査業務について、一般競争入札を公告する。
土木事務所関係は、大河原土木が小田川測量業務など6件、仙台土木が閖上交差点測量設計業務など3件、北部土木が外川2災害防除調査設計業務など6件、北部土木栗原が竹ノ下橋橋梁設計他業務など2件、東部土木が樫崎道路測量設計業務など2件、東部土木登米が二股川建物移転補償費算定業務の1件、気仙沼土木が化粧坂地区急傾斜地指定調書作成業務など5件を委託する。
土木部以外では、消費生活・文化課の県民会館・NPOプラザ複合施設道路改良設計業務や、水道経営課の北上川下流流域下水道他堆肥化施設基本設計業務などが月内、北部地方振興事務所の区画整理設計業務や、気仙沼地方振興事務所の松岩漁港水産基盤施設機能保全詳細設計業務などが11月、観光戦略課の栗駒レストハウス在り方検討調査などが12月に一般競争入札を公告する見通し。