基本設計へプロポ 地域複合施設 27年度の着工目指す(坂東市)
[2025/10/3 茨城版]
坂東市は、地域複合施設の建設に向けて基本設計に着手する。9月26日には業務の公募型プロポーザルを公示した。提案上限額は3000万円(税抜き)。計画では、旧猿島庁舎跡地に窓口機能や子育て支援機能、公園などを配置した複合施設を整備する。延べ床面積は1000-1500平方m程度を想定。26年度に実施設計をまとめ、27年度に本体工事を行う。
旧猿島庁舎跡地の周辺は、猿島福祉センター「ほほえみ」や猿島体育館、猿島図書館などが立地し、猿島地区の中心地となっている。建設予定地の敷地面積は約1万8500平方m。想定する施設内容は、施設1(さしま窓口センター、教育支援センター、屋内遊戯室、会議室、市民交流スペース、授乳室など)が1000平方m-1500平方m程度、施設2(全天候型広場=大屋根、人工芝広場など)は1500平方m程度、施設3(公園・緑地広場)は8000平方m程度、施設4(駐車場、駐輪場)は6000平方m程度とする。
プロポーザルへの参加条件は、建築関係建設コンサルタント業務の業種登録や建築士法の規定に基づく一級建築士事務所の登録など。設計では、施設の建築(意匠、構造)、電気設備、機械設備、防災設備、外構の基本設計、設計概要書の作成、ランニングコストの算定、工程表の作成などを行う。
プロポーザルの参加表明書などの提出は17日まで。技術提案書等の提出は11月10日から20日まで受け付け、プレゼンテーション・ヒアリングの実施は同28日を予定する。審査会は12月1日に行う。契約締結は12月中旬を見込み、履行期間は26年3月31日までとしている。
今後のスケジュールとしては、26年度に施設の実施設計、27年度に本体工事、設備工事、外構工事などを進める。供用開始は28年度を見込む。
詳しくは、管財課公有財産利活用係、電話0297-21-2179(直通)まで。