来年度から増築工 香取台小学校 延べ2800平方mで既存施設北側に(つくば市)

[2025/10/18 茨城版]
 つくば市は、香取台小学校(島名1716)の校舎増築工事を計画している。同校や隣接する島名小学校の教室不足に対応するもので、既存校舎北側の県有地に整備。増築の延べ面積は約2800平方mを想定する。設計は横須賀満夫建築設計事務所・エムスタイルJVが担当。26-27年度の2カ年で工事を進める。概算事業費は約15-20億円を予定している。

 香取台小の増築はつくばエクスプレス万博記念公園駅周辺の人口増加によるもの。23年4月の開校後も推定児童数の増加が続いており、交流スペースや多目的スペースに間仕切壁を設置し教室数を確保している状況。

 また、学区が隣接する島名小では28年度から教室不足を見込んでいる。本年度から長寿命化工事を進めているが、敷地が狭あいなため並行して増築工事を行うことができない。

 市は対応策として香取台小を増築し、島名小区の南部を香取台小区に編入することとした。建設場所は既存校舎の北側県有地約2万1000平方m。当初予算には用地購入費13億7493万円を計上しており、今後取得の手続きを進める。

 増築の規模はRC造3階建てで、床面積は約2800平方m(既存棟との渡り廊下含む)を予定。普通教室や特別支援教室、階段、多目的スペース、倉庫、トイレなどを配置する。また、工事の際には既存棟の室レイアウト変更も実施する。

 なお、香取台小と島名小の児童が進学する高山中学校では30年度からの教室不足を試算。既存施設の北側用地に校舎と体育館を増築する。

 増築規模は校舎がRC造3階建て延べ面積3500平方m、体育館がS造平屋1500平方mを想定。設計は須藤設計・服部建築設計事務所JVが策定作業を進めており、25-26年度の2カ年でまとめる。工事は27年度から3カ年で取り組む。増築後に計画する既存校舎の長寿命化を含めた概算事業費は約63-65億円と試算した。

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