14億円で後藤組 教室棟 建て替え工事 栗原の職業能力校(JEED)

[2025/10/18 宮城版]
 高齢・障害・求職者雇用支援機構は17日、「東北職業能力開発大学校教室棟建替その他工事」の一般競争入札を開札し、後藤組(山形県米沢市)が14億円で落札した。予定価格は現時点で明らかにしていない。同工事は栗原市で新教室棟や渡り廊下の新築、既存建物の改修や取り壊しなどを実施する。

 工事場所は同市築館字萩沢土橋26で、東北職業能力開発大学校の敷地内。新築する建物の規模は、新教室棟・渡り廊下1がRC造一部S造3階建て延べ2507平方m、ペデストリアンデッキがS造平屋79平方m。併せて、S造平屋の渡り廊下3カ所や、駐輪場などを新設し、外構工事を行う。

 このほか、渡り廊下の手すり新設、3号館の建具と換気設備の改修、1号館の電力・通信設備の改修、RC造3階建て延べ1249平方mの2号棟とS造平屋679平方mの6号棟の解体撤去などを施工する。

 工期は2027年9月20日までで、手直し工事を含む完全引き渡しの期間となる。

 新教室棟には基本的に既存の2号棟と6号棟にある教室、図書館、実習用スペースなどを移す予定。新築工事の設計は綜企画設計(仙台支店・仙台市泉区)がまとめた。

 同校は敷地面積が4万6895平方m。高度な技術・技能や企画・開発などの職業能力を身に付ける学校で、建築系、機械系、電気系、電子情報系の学科が設けられている。建物は1~7号棟、体育館、学生ホール、学生寮などで構成している。

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