道の駅は改修も視野 官民対話へ参加者募集(宮城県 村田町と国交省)

[2025/10/25 宮城版]
 国土交通省は、地方公共団体がPPP/PFI事業を実施するに当たり、民間事業者とのサウンディング(官民対話)の機会を設ける。官民対話は11月21日に開催する予定。11月13日までで民間事業者らの参加者を募集する。本県からは村田町がエントリーしており、道の駅村田や観光案内所の改修・リニューアルも視野に入れた「蔵の町並み・道の駅を軸とした観光拠点整備事業」について民間事業者との対話を希望している。

 村田町によると、道の駅の施設が築30年近くと古くなっており、さらに人を呼び込むためには改修も含めた利活用の方法を改めて練り直す必要があると感じている。加えて観光名所となる蔵の町並みがあるものの、道の駅と蔵の町並みを結ぶアクセスに課題があるため、解決策を模索している。

 蔵は百数十棟があるものの、町の所有は3棟しかなく、残りが全て民間所有となっている。イベントの時だけ空く蔵が多く、多くの観光客を呼び込むためにはさらなる有効活用が必要と考えている。

 町としては既存の蔵を飲食店などに活用してもらうことを希望している。町が所有する蔵の観光案内所もあるが、こちらも改修を含めて観光拠点となるような新たな在り方を検討している。

 こうした道の駅と蔵の町並みの活性化に向けて、民間活力の導入を構想。民間のノウハウや技術を活用した道の駅と観光案内所のリニューアル、民間同士による蔵の有効活用の実現、道の駅と蔵の町並みを結ぶ魅力的なアクセスルートの形成などを期待している。

 道の駅村田はRC造906平方mの規模で、村田字北塩内41に位置している。もともとは物産交流センターとして1997年に建てられた。軽微な修繕は実施しているが、大規模な修繕・工事は未実施。東北自動車道村田インターチェンジに近接している。

 11月21日の官民対話はウェブ会議システムで実施する。村田町の対話時間は午後1時30分~2時10分。募集対象は提案・助言などを行う民間事業者や、官民対話の傍聴を規模する公共施設等の管理者など。申し込みはウェブサイトかQRコードから受け付ける。

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