蓮沼海浜公園の再整備へ民活導入検討 PwCアドバイザリーが受託候補に (千葉県)
[2025/10/29 千葉版]
千葉県は28日、蓮沼海浜公園(山武市)の再整備に向けた公民連携事業検討業務のプロポーザルを実施した結果、PwCアドバイザリー合同会社(東京都千代田区)を受託候補者に選定したことを明らかにした。民間活力を導入するため、事業手法や採算性などを検討するもので、委託料は2464万円を上限とする。
県立蓮沼海浜公園は老朽化が進み、利用者が減少しつつあるため、公園の魅力向上や活性化を図るために、民間活力を導入する方針だ。対象となる施設はスポーツ広場やこどものひろば、いこいの広場、野球場、ウォーターガーデン、マリーノ、テニスガーデン、パークゴルフ、水の広場、駐車場など。
同業務では、これまでの検討結果を踏まえ、事業条件の検討に向けたマーケットサウンディングを実施し、事業スキーム案や事業採算性を検討していく。
具体的には、民間事業者を対象にマーケットサウンディング調査を実施し、民間活力の導入が可能な公園施設、望ましい事業範囲、事業スキームなどの意見やアイデアを把握する。
事業スキームについては、想定されるPFIやDBO、P-PFI、コンセッション、指定管理者制度などを整理し、複数パターンを提案するとともに比較評価する。委託期間は2026年3月まで。
県立蓮沼海浜公園は1975年に開設。九十九里浜に沿い南北約4kmにわたる細長い形状をしており、面積は約38ha。公園内には県内最大級の屋外プール「ウォーターガーデン」や、36ホールのパークゴルフ場、子供の広場などがある。
