3者JVで一般競争 巴波川捷水路 流入・流出施設の建設(県監理課)
[2025/11/6 栃木版]
県監理課は6日、一級河川巴波川地下捷水路の「流入施設建設工事その6」および「流出施設建設工事その5」に係る条件付き一般競争入札を公告した。いずれの工事も3者で構成する特定建設工事共同企業体を対象とし、競争参加資格確認申請を17日午後4時まで、入札書を21日から28日午後4時まで受け付けて、12月17日に開札する。
参加資格は、いずれの工事も代表構成員、その他の構成員ともに、県内の土木一式工事SA級で編成する3者JVなどとなっている。また代表構成員は、2010年度以降に完成引き渡しが完了した国・特殊法人・都道府県・都道府県出資公社、およびこれらが発注したPFI事業の受注者が発注した、請負金額500万円以上の土木一式工事の同種・類似工事を元請けとして施工した実績も求める。
巴波川の河川激甚災害対策特別緊急事業は、発進立坑を完成させて本年4月から地下捷水路の本体工事の掘進を開始し、鋭意工事を進めている。このほか、シールドの到達立坑や流入施設の河川の切り回し、地下水対策に伴う地盤改良工事を実施してきており、今回は地下捷水路の上流側の流入施設と下流側の流出施設それぞれ本体工事を発注する。
工事概要は、流入施設建設工事が栃木市大町地内の流入施設築造工1式で、工期は540日間。また、流出施設建設工事は同市沼和田町地内の流出施設築造工1式で、工期は490日間となる。設計はそれぞれ、三井共同建設コンサルタント(本社・東京都品川区)が担当した。(公告の概要は本日付3面を参照)
