27年度から順次改修 中央公園のリニューアルで設計(つくば市)
[2025/11/15 茨城版]
つくば市は中央公園のリニューアルに向けて、設計の策定作業に取り掛かる。10日には基本・実施設計業務の一般競争入札を公告した。予定価格は3004万円(税抜き)。園路やベンチの整備、サイン・モニュメントの再配置などを実施する。2026年度までに設計をまとめ、27年度から順次改修を進める。詳細なスケジュールや工事費は設計業務のなかで決めていく。
現段階で想定する整備内容として、南入口エリアはロゴモニュメントの新設やサイン・モニュメントなどの再配置、必要な場所への園路整備を計画。芝生広場エリアでは屋根付きの空間、図書館美術館隣接エリアと大池南エリアでは座り場を設置する。
レストハウスは本館のトイレ改修を予定している。大池東エリアでは座り場空間に照明を配備。さくら民家園では外からの視認性やアクセス性の向上に取り組む。
また、市民からの要望を受けて、小規模遊具の設置を検討。井戸は災害時に生活用水として活用できるよう整備する。
リニューアル工事はエリアを区切って段階的に進め、全面封鎖は行わない考え。基本計画作成業務はURリンケージ(本社・東京都江東区)が担当した。
基本設計業務では基本計画で定めた内容に基づき、公園の骨格となる施設配置、諸施設の形状、基盤施設、植栽などの概略設計を行う。実施設計業務では工事に必要な設計図書、予定工事費と予定工期の算出、特記仕様書の作成を実施する。
中央公園はつくばエクスプレスのつくば駅に隣接する近隣公園。整備面積は3.83haで、さくら民家園のほか、噴水や徒歩池、芝生広場、水の広場、レストハウスなどを配置。多くの施設・設備が開園当時のままであるため、市民ニーズに合わせたものに改修する。
参加資格は名簿の測量・建設コンサルタント業務に登載があり、国の造園部門の登録。地域要件は茨城県内に本店・支店または営業所の所在。また、過去5年以内に国あるいは地方公共団体が発注した都市公園の設計業務の履行実績を求める。
参加申請は26日まで、一般競争入札は12月3日に執行。履行期間は26年10月30日まで。
