屋体空調に48億円 筑波学校給食センターを改修(つくば市補正)
[2025/11/19 茨城版]
つくば市は、26日に開会する12月定例会議に2025年度一般会計補正予算案(第5号)を上程する。主なものでは、小・中・義務教育学校の体育館に空調設備を設置するため、19校分の設備賃借料に限度額48億1468万5000円(39年度まで)の債務負担行為を設定。小学校15校の設計委託料には4275万円を計上した。また、筑波学校給食センターの改修工事費には4596万9000円を配分している。
体育館への空調設備設置は授業時の熱中症対策や災害時の避難所機能向上を目指すもの。現在は全校で未整備の状況。
整備にあたっては学校ごとに賃借と設置を併用して進める。賃借を行うのは沼崎小と中学校全14校、義務教育学校全4校の計19校。設計・施工を一括して委託し、27年夏に供用開始する。
設置を行うのは九重小、竹園東小、茎崎第三小、松代小、柳橋小、並木小、手代木南小、谷田部南小、二の宮小、小野川小、竹園西小、東小、香取台小、研究学園小、みどりの南小の15校。26年度までに設計をまとめ、27年度に工事を実施。供用開始は28年夏を見込んでいる。なお、残る小学校16校はリースで整備する計画で、今後別途予算化する。
筑波学校給食センターではアレルギー除去食の提供に向けて、改修工事に取り組む。工事の内容は間仕切りや建具、厨房機器の新設、電灯設備、給排水設備の改修のほか、洗浄室への空調設置。設計は小泉建築設計事務所(つくば市)がまとめた。
都市基盤施設エリアの土地利用検討資料作成業務委託料には25-26年度の2カ年継続費456万5000円を設定。中心市街地の都市機能が集積しているエリア(吾妻1-2)について、今後の利活用を検討する。業務では要件整理や図面作成などを行う。
このほか、個人住宅建築に伴う埋蔵文化財発掘調査委託料には2894万7000円を追加。豊里老人福祉センターの直営化による光回線・Wi-Fi整備工事費に120万円、看板設置工事に50万円をつけた。
また、発注時期の平準化、年度当初からの維持管理業務の委託などを目的に債務負担行為153件を設定した。
一般会計補正予算(第5号)は28億6025万2000円を追加。本年度の総額を1338億7139万2000円としている。
