那珂川大橋で下部工 P1橋脚を公告 3者JVで予価22.3億円(県道路建設課)

[2025/11/22 茨城版]
 県道路建設課は、国道123号那珂川大橋の架け替えに向けて橋梁下部工事にとりかかる。2026年1月22日にはP1橋脚の一般競争入札(総合評価方式・標準型)を執行予定。入札参加形態は3者JVで、予定価格は22億3518万円(税抜き)。本年度の9月補正予算では、債務負担行為の限度額を26-27年度の8億円から26-28年度の19億円に変更している。

 那珂川大橋は、国道123号の橋で、常陸大宮市野口から城里町御前山を結ぶ。現況の上部工形式は下路式ランガートラス橋。下部工形式は重力式橋台、小判型橋脚。基礎構造は井筒式。橋長283.4m。支間長70m(4径間)で幅員は5.5mとなっている。

 現在では幅員が狭く、大型車とのすれ違いに支障をきたしている。1949年度の架設と、老朽化も進行していることから架け替えを行う。

 新橋の形式には3径間連続PCエクストラドーズド橋を採用。計画延長320m。幅員15m。詳細設計は建設技術研究所(東京都中央区)がまとめた。

 今回着工するP1橋脚は、常陸大宮市側の橋脚。このほかの橋脚や橋台については予算状況などを考慮しながら整備を進める。

 P1工事では橋脚基礎工(ニューマチックケーソン)や橋脚躯体工を実施する。2026年第1回定例会での契約締結を予定。工期は29年3月15日までを想定している。

 入札参加形態は3者JV。いずれも土木一式工事について特定建設業の許可を必要とする。代表構成員は土木Sで、ニューマチックケーソン基礎工事を10-24年度の期間に施工した実績があること。地域要件は茨城県内に本店または営業所の所在。代表構成員以外は土木Sで茨城県内に本店があることなどを求めている。

 JVとしての入札参加申請は郵送で12月15日までに必着。競争参加資格確認申請期間は12月11日-15日。入札期間は26年1月19日-21日。開札は1月22日。

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