米流通拠点に11.6億円 補正予算 歴史公園周辺開発で基本構想(つくばみらい市)
[2025/11/27 茨城版]
つくばみらい市は、26日開会の市議会第4回定例会に一般会計補正予算案(第6号)を上程した。主なものでは、米流通拠点の建設工事費11億6673万5000円を計上。歴史公園周辺周辺地区の開発に係る基本構想策定業務委託料には839万3000円、伊奈東小学校のフリースペース設置工事費には954万6000円を配分した。
米流通拠点は市内の米の集荷、保管、精米、出荷、流通を一括して行う施設。建設地は福岡字古木山2246-6ほか8筆で、都市軸道路西側の5241平方m。建物はS造2階建て延べ面積2000平方m程度を想定し、備蓄庫や精米機械室、事務室、直売所、会議室を配置する。設計はABCプランニング(本社・東京都千代田区)が担当。
工事は議決後すぐに一般競争入札で発注し、3月議会に契約議案を提出する。2026年度単年で整備を進めて、27年4月の供用開始を目指す。
歴史公園周辺地区(ワープ周辺地区)では市内外の交流を深める拠点とするため、開発に向けた基本構想の策定作業に取り掛かる。検討エリアは最大で90haで、現状は大半が森林。映像関連企業の誘致や自然を生かした整備を進める。
業務の委託業者は公募型プロポーザルで選定する計画だが、具体的な発注時期は未定。26年度末までに基本構想をまとめる。
伊奈東小では空き教室2室をフリースペースとするため、教室改修や空調設置を行う。校舎は最も古いもので1964年建設。構造がRC造3階建て5057平方m。予算の内訳は教室改修が123万円、空調設置が831万6000円。
債務負担行為では公共施設照明LED化事業で限度額9億5000万円(2038年度まで)を設定。27年度末の蛍光灯製造禁止を受けて、市内公共施設89カ所を対象に一括発注で更新する。
年明けにも公募型プロポーザルを公告し、年度内に契約。26年度は工事期間とし、リース期間は27年度からを想定する。
みらい平地区新設中学校建設事業では限度額4億7000万円(26年度まで)を設定。プール棟建設を取りやめたことに伴い、当初1階に配置する予定だった駐輪場の整備を行う。今後、本体工事を担当する安藤ハザマ・谷原建設・成島建設JVとの変更契約を締結する見通し。
一般会計補正予算(第6号)は18億2792万1000円を追加。総額を348億8442万6000円としている。
