市民会館の再整備 市単独整備へ基本計画修正プロポ (千葉市)
[2025/11/27 千葉版]
千葉市は26日、市民会館の再整備に向けた基本計画の修正業務について、委託事業者を選定するプロポーザルの手続きを開始した。千葉駅前のJR千葉支社跡地に市民会館を市単独で整備するため、基本計画を見直すもので、契約限度額は3400万円。12月5日まで参加申し込みを受け付けている。
千葉市民会館は開館から50年以上が経過し、設備などの老朽化に対応するため、2021年度に基本計画を策定。JR東日本が千葉支社跡地で計画している複合ビルに整備する方向で検討を進めてきた。
建設費の高騰などから、市単独での整備に変更となり、設計の自由度が増したことから、市の文化芸術の拠点施設として、千葉駅の拠点性がもたらす効果や千葉駅周辺のまちづくりの観点なども踏まえ、基本計画を修正する方針だ。
業務内容は▽敷地設定の与件整理と法的確認▽基本調査▽合意形成に関する業務▽修正基本計画の作成▽JRとの協議支援──など。基本計画案の作成に向け、整備費の概算、整備手法やスケジュール案の検討を進めていく。委託期間は26年9月まで。
プロポでは12月16日まで企画提案書を受け付け、19日の選考委員会を経て、24日までに優先交渉権者を選定する予定だ。
21年度に策定した基本計画をみると、延床面積は現市民会館の面積を基本に必要な面積を確保するとした。大ホールは多目的ホールとし、客席は1500席程度を基本とする。既存施設の構造・規模はRC造地下1階地上4階建て延べ5993平方mとなっている。
