新総合公園に142億円 3カ年でスマートICの橋台整備(守谷市補正)
[2025/11/28 茨城版]
守谷市は、12月3日開会の12月定例月議会に一般会計補正予算案(第3号)を上程する。主なものでは、新総合公園の整備・運営事業費として、限度額142億4106万円の債務負担行為(2025-51年度)を設定。守谷SAスマートIC整備事業に係る橋台整備工事には25-27年度の3カ年総額5億5506万7000円の継続費をつけた。
新総合公園の整備は市民の日常利用や健康増進を目的としたもの。場所は常総運動公園南側隣接地の約13.5ha。公園の南側では東京ヤクルトスワローズの二軍施設の整備が進んでいる。
公園に導入する施設は屋内運動場やパークセンター、防災施設、全天候型遊具施設、屋外競技場(サッカー・ラグビー場)、アスレチック広場、駐車場、ランニングコース、付帯施設などを想定。事業方式はBTO方式とし、設計業務や施工業、維持管理業務、運営業務などを委託する。
事業者選定に係る公募型プロポーザルは26年1月下旬に公告。10月ごろに優先交渉権者との基本協定を結び、12月議会に契約締結案を上程する。
守谷SAスマートIC整備事業ではNEXCO東日本が行うランプの工事に先立ち、橋台1基を設置。スマートICの進入路になるSA北側が斜面地となっているため、都市計画道路供平板戸井線と都市軸道路の交差点付近に整備する。橋台の高さは15m程度。設計業務は八千代エンジニアリング(本社・東京都台東区)が担当した。
工事は年明け以降に一般競争入札で発注し、3月議会での承認を想定。27年度中ごろの完了を予定している。
また、松前台小学校の仮設校舎賃貸借料として、限度額1億7582万4000円の債務負担行為(25-28年度)を設定。来年度から実施する校舎改修工事にあたり、S造(プレハブ)2階建て延べ700平方m弱程度の校舎を設置する。内部には普通教室4教室と特別支援教室1教室(2学級分)、会議室・倉庫1教室(2室に分割)を配置する計画。
年度内に一般競争入札で設置業者を選定し、26年4-9月で工事に取り組む。2カ年による改修工事完了後、28年4-6月で撤去する。
もりや学びの里施設維持管理事業には駐車場増設工事費1325万5000円を充当。駐車場不足を考慮し、校舎南側の芝生広場に最大30台分を拡張する。施設の内部改修工事費には357万円を配分した。
このほか、道路関連では市道6008号線(大木・野木崎)では道路改良工事に係る設計監理委託料1962万4000円を措置。市道211号線(立沢・百合ヶ丘)の冠水対策工事には3570万8000円を充てる。
一般会計補正予算(第3号)は5億8191万6000円を追加。本年度の総額を425億7722万4000円としている。
