収支差額は14.8億円 予算要求状況 北竜台学園で外構工事(龍ケ崎市)

[2025/12/5 茨城版]
 龍ケ崎市は、2026年度予算要求状況を明らかにした。一般会計と特別会計を合わせた総額は歳入が459億7154万2000円、歳出が474億5491万7000円。収支ギャップは14億8337万5000円の財源不足となっている。主なものでは、北竜台学園施設整備事業で4億1139万8000円を要求し、施設の外構工事に着手。佐貫3号線整備事業には2億8201万1000円を求めた。

 北竜台学園の整備は北部地域にある小中学校3校(長山小学校、松葉小学校、長山中学校)を長山中学校敷地内に統合するもの。校舎や体育館を増築するとともに、既存施設の長寿命化工事を行う。

 建築工事は常磐建設・羽原工務店・増川建設JV、電気設備工事は栗山電気・メイデンJV、機械設備工事は三協設備・豊島設備工業JVが実施中。実施設計業務は横須賀満夫建築設計事務所が担当した。

 佐貫3号線はJR龍ケ崎市駅と県道八代庄兵衛新田線(若柴地区)を結ぶ路線。未開通区間900mの進捗を目指し、22年度から本格的な工事を実施している。現在は、JR側が橋梁架設に向けた整備を進めている段階。

 このほか、八原小学校管理費には2億2318万7000円、城ノ内小学校管理費には1億4693万8000円を計上。校舎と屋内運動場を対象にトイレ改修工事を実施する。主な工事の内容は洋式化を含めた既存設備の全面的な更新。設計はfoundstudioが策定した。

 中根台中学校管理費には1億7449万円を要求。校舎・体育館の屋根・外壁改修工事に取り組む。設計はジュン設計がまとめた。

 なお、旧長戸コミュニティセンターでは解体工事費に係る予算要求を見送った。来年度の新施設供用開始にあわせて解体する予定だったが、内部で利活用方針を再検討することとなった。設計は大野建築設計事務所が担当。

 市は今後、要求内容について精査し、歳入の確保と歳出の削減策を検討・調整。収支ギャップの縮減を図る。

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