県立高校の新設を 県予算編成で大井川知事に要望(つくば市)

[2025/12/6 茨城版]
 つくば市は、2026年度県予算編成に対する要望書を取りまとめた。11月26日には五十嵐立青市長が県庁に大井川和彦知事を訪ね、要望書を提出。内訳は新規・継続合わせて29件で、インフラ整備関連では国道125号つくばバイパスの早期完成、つくば東バイパスの早期着工・未決定ルートの早期決定などを盛り込んだ。重点要望としては県立高校の新設や定員増加などを求めている。

 観光の振興では県道笠間つくば線の交通渋滞を緩和するため、女体山山頂直下に新たな登山道(白雲橋コースの迂回ルート)整備を要望。筑波山神社~沼田区間では車道の拡幅と歩道の整備を求めた。また、緊急時における登山者の安全確保に向けて、筑波山(御幸ヶ原)へ避難所・休憩所機能を備えた観光客受入施設の設置を要請している。

 スポーツ施設については県南地区での施設不足を指摘。県内でも多くの人口を擁する地域であることから、全国的なスポーツ競技大会を実施可能な施設整備を陳情した。

 公共施設・インフラの整備では首都圏中央連絡自動車道の4車線化について、国やNEXCO東日本に整備促進を働きかけるよう希望。国に対しては国道6号牛久土浦バイパスの建設促進を求めるよう呼びかけた。

 県管理道路では国道125号バイパスの早期完成のほか、つくば東バイパスの早期着工・未決定ルートの早期決定を要請。国道354号でもバイパス整備と現道の4車線化の整備促進を求めた。野田牛久線ではバイパス整備を含めた整備促進、筑西つくば線ではバイパス延伸整備の早期事業化を要望。

 都市計画道路では上野花室線の未事業化区間の早期事業化を要請。また、境松西平塚線と新都市中央通り線の立体交差化をはじめとする渋滞対策などを希望した。

 教育施設は同規模近隣市と比較して県立高校の定員が大幅に少ない状況であるため、市内への県立高校の新設を要望。同時に竹園高校や近隣市の県立高校の定員増加を求めた。

 また、国に対して学校施設の環境改善と老朽化対策に係る予算拡充を働きかけるよう陳情。国庫補助金の採択では当初予算区分における計画的な採択の実施となるよう要望した。

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