岩崎電気が受託候補 スポーツ施設のLED化(宮城県 南三陸町)
[2025/12/13 宮城版]
南三陸町は、スポーツ施設照明LED化等推進業務の公募型プロポーザルで、岩崎電気(仙台営業所・仙台市青葉区)を受託候補者に特定した。今後に同社と見積もり合わせし、金額が折り合えば契約する。同業務の提案上限額は税込み1億5000万円。履行期間は2034年3月31日まで。
同業務は、スポーツ交流村」と「平成の森」にある照明設備をLED化するほか、施設予約システムを導入する。ただし、スポーツ交流村の文化交流ホールはLED化の対象外。平成の森の多目的運動場は、夜間用の照明設備がないため、東側法面部分への照明設備の新設に関する提案を求める。
事業者が行う業務の範囲は▽対象施設のLED化に伴う現地調査▽電力契約の照合および電力会社への申請手続き▽照明設備の設置に係る計画・施工および施工管理▽設備の維持管理・保証(無償修繕等)▽施設予約システムの構築、運用および維持管理──など。
LED化の工事と維持管理に当たっては、南三陸町内に事業所を置く事業者を積極的に活用するなど、地域への経済波及効果にもつなげるよう心掛けることとしている。
スポーツ交流村は、志津川字沼田56に位置している。敷地面積は約3.4ha。施設はRC造一部S造2階建て延べ5990平方mの総合体育館(ベイサイドアリーナ)や、テニスコート4面、クラブハウス、駐車場などで構成している。
平成の森は、所在地が歌津字枡沢28-1他。敷地面積は約16.5ha。施設は約1.8haの野球場、多目的運動場、キャンプ場、駐車場、宿泊施設などから成っている。
今回のプロポでは、単体企業かグループ、または複数企業の共同体での参加を求め、11日にプレゼンテーションを実施して審査し、受託候補者を特定した。
町は社会教育関連施設の長寿命化計画(2024年3月策定)に基づき、老朽化した照明設備をLEDに一斉更新するとともに、施設予約システムを導入する。
これらを行うに当たっては、包括的民間委託として民間事業者のノウハウや技術などを有効活用することで、効率的かつ効果的な事業展開を図り、省エネルギー化や脱炭素化、デジタル化につなげる。
