配水管整備に8億円 補正予算 防災無線更新へ工事費(神栖市)
[2025/12/20 茨城版]
神栖市は、17日開会の市議会第4回定例会に一般会計補正予算案(第4号)と水道事業会計補正予算案(第1号)を上程した。主なものでは、市内の水道管整備事業費8億1367万円を計上。防災行政無線親局設備更新工事費には5313万円、全国瞬時警報システム(Jアラート)受信機更新工事費には772万4000円をつけた。
水道管の整備は水道水の安定供給を行うためのもの。未普及地域に対して延伸(拡張)するとともに、老朽化した配水管を計画的に更新する。
拡張の対象は鰐川、平泉、息栖、大野原、日川、砂山、太田、土合、波崎地内の計13路線約3460m。工事費の総額は3億1760万3000円。更新を行うのは波崎、大野原、土合の計5路線約2350m。事業には4億9606万7000円を投じる。
このうち、大野原1丁目約1200mの更新工事は2026-27年度の2カ年で進める。その他の工事は26年度単年で完了させる。
親局設備は設置から約17年運用しており、すでに交換部品の生産・供給が終了。正確な防災情報を市民に届けるため、故障したシステムの更新工事に取り組む。工事は26年12月ごろに完成する。
Jアラートの更新は新たな防災情報に対応するためのもので、消防庁の通知を受けて実施。工期は8月ごろまでを予定している。
このほか、中央公民館管理運営事業には設計委託料136万円、監理業務委託料95万1000円、環境整備工事費3945万7000円を確保。小ホールの空調設備が故障しているため、エアハンドリングユニットを取り換える。
一般会計補正予算(第4号)は10億6182万9000円を追加。本年度の総額を461億5088万4000円としている。
水道事業会計補正予算(第1号)の追加は水道管整備事業のみ。資本的支出の総額は26億7145万7000円。
