[2025/12/23　栃木版]

　国土交通省関東地方整備局は22日に、1月期の建設工事発注見通し(250万円超)を公表した。県内事務所の案件は4事務所の15件で、このうち宇都宮国道事務所は国分寺管内出張所維持工事を、日光砂防事務所は田母沢砂防堰堤改築工事や日光砂防設備整備工事など、鬼怒川ダム統合管理事務所は日向地区土砂掘削工事などを、渡良瀬川河川事務所は維持管理工事4件を、いずれも一般競争入札で発注する。＝2面に事務所別の発注予定

　1月期の発注見通しの件数は、港湾空港関係を除き一般競争(政府調達協定対象)5件、一般競争175件、公募型指名競争239件の計203件。工種別では一般土木44件、維持修繕工事102件、造園工事24件、橋梁補修工事9件などとなっている。このうち県内の事務所は、一般競争で宇都宮国道事務所3件、日光砂防事務所3件、鬼怒川ダム統合管理事務所5件、渡良瀬川河川事務所4件とした。

　宇都宮国道事務所は、国分寺管内出張所維持工事を第4四半期に発注する。工事発注規模は、3億4000万円以上8億1000万円未満を見込んでいる。また、国分寺・小山出張所管内の緑地管理工事や矢板出張所管内清掃作業も第4四半期に発注する。

　日光砂防事務所は、田母沢砂防堰堤改築工事と華厳工事用仮設備撤去工事を26年度第1四半期に、日光砂防設備整備工事を第4四半期に発注する。工事発注規模は、田母沢砂防堰堤改築工事が1億円以上2億円未満、華厳工事用仮設備撤去工事と日光砂防設備整備工事が7000万円以上1億円未満に設定する。

　鬼怒川ダム統合管理事務所は、五十里ダム・川治ダム・川俣ダム・湯西川ダムの4ダム管内の維持工事を、それぞれ3000万円以上7000万円未満の規模で発注する。川治ダムはこのほか、日向地区の土砂掘削工事を1億円以上2億円未満の規模で発注する。

　渡良瀬川河川事務所は、桐生管内、佐野河川管内右岸、佐野河川管内左岸、足利管内の4件の維持管理工事を発注する。工事発注規模は、桐生管内と佐野河川管内右岸が7000万円以上1億円未満、佐野河川管内左岸と足利管内が1億円以上2億円未満となっている。

　このほか、県内に所在する事務所以外で本県で施工する案件は、下館河川事務所が真岡管内と伊讃管内の維持管理工事で、真岡管内が1億円以上2億円未満、伊讃管内が2億円以上3億4000万円未満とした。常陸河川国道事務所は那珂川上流管内維持管理工事、利根川上流河川事務所が渡良瀬川左岸維持工事をを発注する。